無職中年、冒険の書 2nd

amebaownから移動してきました。

DAY151 アジアスパイシー紀行⑤ キャンディ③

さて本格化してまいりました料理修行の道、
今日はおとといのディナーをいただいたキングシーフードさんでの厨房見学&見て学べという職人の世界です。

 

朝8時。


とはいえ約束にはルーズなスリランカ人、そもそもおとといの約束を覚えているかどうかが一番不安なため、お店に入っていくときが一番ドキドキです。


って、見る限り約束したオーナーがまだ店にいないし。

 

じゃあこんな時はどうすればいい?
大きな声であいさつして、来て当然という顔をしていればいい。
どっかと椅子に座ってオーナーの到着を待ちます。

 

 

10分後。
おっとり刀でオーナー着。早速厨房へ。
厨房には話が通っていました。

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料理長(右) 名前は長くて忘れた

見習い(左) 名前はスガンダ。
なんで覚えているかというと、彼が唯一What’s appで連絡先を交換したのだがその後毎日電話をかけてくるから。お願いだから毎日はやめて・・・

 

あと、ここには写ってないけど

見習い女子 名前は知らない。ツンデレだから絡んでくれなかった。

でも一緒に写真は撮った。

オーナーの長男   日本語が話せるので通訳に入ってくれた。


8時から行うのはランチの仕込み。
ランチ時はアラカルト以外に、ナシカンダール的な、選べるトラディショナルカレーを売っている。
その仕込みを1から見学しながら作るプロセスは自分で見て学べという方式。
(不明点は長男が通訳に入って教えてくれる)

 

言葉では伝わりにくいので、写真で。

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教室もいいけれど、やっぱり緊張感が違うなあ。

スガンダは緊張感なく、写真を撮らせてくれてはにこにこしているけれど。

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これがまだ見習いゆえの甘さかしら。
僕じゃなくてお客様に意識を向けなさいね。

 

そして出来上がった品々を盛り付けていただくとこんな感じ。

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ああ、やっぱり美味しそうだ。
これがお金を取れる料理ですね。

 

 

という感じでお昼ごはんもいただき修行は終了。
「で、明日はどうする?」と言われて迷ったけれど、さすがに1つも観光しないのも寂しいので最後のディナーにお客としてくることにします。

 

スリランカという環境にも、ここ数日の出来事にもいささか気疲れしていた&僕は鼻が弱く排気ガスと冷房でやられたということもあり、体調が悪い。


午後はしばし休んで、夕方から再起動。

宿のオーナーがくれたキャンディの民族舞踊ショー(政府運営)が仏歯寺近くの会館で毎日開催されているらしいのでてくてくと見に行く。
ここからはジェットコースターのようにムカつきとほっこりがやってくる。

 

① ムカ
客引きっぽい兄ちゃんが、建物の前でこっちだ、こっちだ、と言ってくる。
しかし前を行く大勢の中国人ツアーは違う方向へ。
「こっちじゃないのかよ」
「いいや、こっちだ」
もちろんツアーについていくようにしたのだが、後を着いてくる。
「来んなコラ」
でようやく離れていきました。
政府運営ならしっかりしてくれよ・・・と思う。

 


② ムカ
中は小さい体育館くらい。

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やっすいプラスチック椅子が並べられているので、前で見ようかなと行ってみる。


すると椅子の上には「reserved」の貼り紙が。
フォーマットも何もてんでばらばらのところを見ると、どうやら現地ツアーガイドが各々場所取りをしているらしい。
見回すと会場前方4分の3が取られている。


仕方ないので後ろの残り4分の1の中の、せめて見やすいように真ん中をキープ。
(もちろん、リザーブ札がないのは確認済み)

 

5分後。
「おいここは俺が取っていた場所だ、どけ」
現地ガイド、その後ろには20人ほどの中国人。
「いや貼り紙してねえじゃん」
「だけど取っていたんだ、どけ」
これはあれだ、こいつ完全に取り忘れてて、20人分空いているスぺースのど真ん中にいる僕が邪魔なわけだ。


このあと3分ほどスリランカ人と喧嘩。
そうしたらその後ろの中国人のおっさんが、馬鹿なことしてねえでどけよ、みたいな面でニヤニヤしていたので「笑ってんじゃねえぞおおお!」とそっちにも飛び火させる、
でも結局多勢に無勢なので追い出される僕。

 

 

③ ほっこ
で、結局会場最後方、SKEガイシホールコンサートでいえば天空席と言われるエリアに移ると、そこには1人のスリランカ人少年(たぶん中学生)が。


「ここは予約されてるかい?俺は日本人なんだが、中国人は自分勝手で困るよ」
なんてことを言いながら近づいていったら、にっこりと自分の前の席を指し「ここ大丈夫ですよ」と。


かわいいやつめ。


しかも彼はショーの途中、自分の買ってきたおやつを僕に分けてくれました。

 

 

④ ほっこ
ショーの幕開け。

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あれ・・・彼らは毎日のようにショーをやっているはず。
なのになんだろうこの圧倒的バラバラ感。

そして皿回し、落とす落とす。


これタダ券だから生暖かく見守れるけれど、定価の1000Rsだったら腹立ってたろうなあ。
でもやっぱりタダだから、SKEの研究生公演を見ているときの感覚で見ています。

 

 

⑤ ムカ
これは結構世界中でマナーの問題とされている部分だと思うけれど。
ショーは写真撮影OKです。
なので写真を撮るのは悪いことではありません。


ですが。

スマホを高く掲げて写真を撮る

さらにはショーの最中立ちあがって写真を撮る

ショーはもちろん続いているのに、撮った写真のチェックに夢中でステージを見ていない

飽きて途中で大声で話しはじめる

途中で帰る(しかも堂々と横切っていく)

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言いたくないですが全部中国人でした。
他国の文化と他者に敬意を払えないのなら一生自分の国から出てくんな、と思います。

 

別にこれは中国人批判ではなく、自分たちも一歩間違えればこういうことをやりかねないので注意したいものですねという話です。
今は日本人は、礼儀正しい国民としてそれなりに敬意を払われています。
が、尊重なしでそれが続くものでもありません。

 

 

⑥ 謎
そしてショーが終わり、先ほどの地元男子中学生が「では僕はこれで」と。
じゃあねー、と見送ると数歩進んでいった彼がまた戻ってきます。
そして「すみません、電話番号を教えてもらえませんか」と意を決したように言ってきます。
人生初の逆ナンはスリランカの男子中学生から。


情報量多すぎて処理できません。


さてどういうことになるんだろうとわくわくしながら教えてみます。

彼は一生懸命手にペンで番号を書いています。
いやだから、そうやって手にメモしたら消えちゃうから紙にって習ってないかな・・。

 

本日現在、メールも電話も来ません。
What’s appの登録番号で教えたからかなあ。
ちなみに最初に登録したスペインの番号です。
アプリ電話なら来るけれど、直電だとそりゃかからないよなあ・・。
と、今となっては心待ちにしている僕でした。

 

 

【今日のワンポイント経験値】
宣伝しておきます。
「kandyan king seafood restaurant」
これが本日お世話になったレストランの名前です。

 

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仏歯寺前の道を北方向へ、5分ほど歩いた右手側です。
ご主人家族は皆日本語を話せます。
スリランカ料理だけでもないので、英語に不安でスリランカの食べ物も口に合わないよ、どうしよう、という方は行ってみてください。

 

【今日の1曲】
じれったい / 安全地帯