無職中年、冒険の書 2nd

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DAY146 フィナーレ 帰国の旅路に思うこと

今日、ついに帰路につきます。

 

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旅の最後に何を思うか?
これまで想像したのは、とにかく帰りたくない、か、とにかく帰りたい、の二極じゃないかということ。

 

じゃあ実際はどうだったかというとどっちでもなくて、


「あれ俺日本出たの先週くらいだったっけ」
ただそれだけ。

 

4月の旅立った日から今日がいきなりきゅっと縮まってくっついたようで、この5ヶ月のことはまるで一瞬の夢だった気分です。

 

でも日本語でこんにちはと挨拶するのに戸惑ったり、日本円が一瞬珍しいものに見えたり、夢ではなく現実として、日本を離れた時間は僕の中に積み重なっています。

 

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改めて日本は素晴らしい国だと思います。
道にゴミが落ちていません。
街角が臭くありません。
公共の場で電話で大声で話したり、音楽を好き勝手に流したりしません。
酔っ払ってフラフラ歩いても何も怖くありません。
トイレに紙も便座も鍵もついています。
人々はみんな勤勉で、接客業の人たちのサービスたるや過剰ともいえるホスピタリティです。

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でもちょっと寂しいこともあります。
すれ違う人と目が合って微笑むこともありません。
些細なことで声を掛け合うこともありません。
体の不自由な人や女性子供を当たり前のように優先したりすることもあったりなかったり、
ちょっとだけ優しさを持ち寄ればいいだけなのに、その勇気がちょっと足りません。

 

ちゃんと外から見てそれを理解することができてよかったです。


良いことは広く世界に誇りましょう。
寂しいな、と思うことは、自分の手の届く半径だけでもいいから、寂しくないようにしようと思います。

 

 

これまで何度も書きましたが、たかだか数ヶ月世界を回ったくらいで人生が変わるほどこれまでの45年安くはありません。

だけど、自分の中に流れる日本人の血は何を誇れるのか、そして何を恥じねばならないのか。
これは視点を変えないとわからなかったことです。

そしてそれは自分1人では成し得たはずはなく、多くの人たちと築き上げた「セカイ」のおかげです。

 

 

SNSのトップに「日々感謝」と書く奴をバカにして生きてきた人生ですが、今日だけ、ほんと今日だけは、皆さんに感謝を綴りたいと思います。

 

僕にセカイを見せてくれた、旅の間に行き合ったすべての人々にありがとう。

 

さらに言えば、すれ違ったその後もなおコミュニケーションを取ってくれる世界中の友達にありがとう。

 

ブログを読んで一緒に旅している気持ちになっていると言ってくれた、変わらぬ日本の友達にありがとう。

 

こんな中年の駄文をたまたまでも見つけてくれて、閲覧する時間を下さったお客様にありがとう。少しでもあなたの次の旅に役立つことがあれば幸いです。

 

病気もせず、大した怪我もせず帰ってこれました。頑丈な体に産んでくれた両親にありがとう。

 

 

そして、無職の旅人という最低のスペックの旦那を自由にさせてくれて、なおかつ自分も楽しく生きてくれている奥さんにありがとう。


これで終わりと言いたいところですが、書き残したことやまとめなど、まだちょびちょび残っておりますので、投稿は二次会気分でしばし続けます。

 

その前にまずは一度、これにて中締めとさせていただきます。

 

ありがとうございました。
See you.
おしまい。

 

<今日のワンポイント経験値>
この5ヶ月、いろいろ書き残した情報はまた後日書きます、よろしくお願いします。

 

<今日の支出>
(ハワイ出発まで分のみ)
・食費 9ドル
・バス 16ドル
・土産 20ドル
合計 45ドル

 

<今日の1曲>
最後の1曲は、これを読んでくれたあなたの一番好きな曲を頭の中に流してください。
僕の頭の中には僕の一番好きな曲が流れています。