無職中年、冒険の書 2nd

amebaownから移動してきました。

DAY155 アジアスパイシー紀行⑨ バンコク③ 酒とバラの日々

今日はマイルドながらお遊びの描写があります。

嫌な方は見ないでね。

 

 

体調が悪いのにダラダラ飲んだくれていたせいでしょうか、副鼻腔炎がひどくなっており、下を向けば鼻水が垂れるアホ面を晒す始末。
抗生物質を飲み、今日(の昼間)はおとなしくしようかと。

 

 

でもなんだかんだやることは多く、クリーニングを出しに行ったり、スリランカでしこたま買い込んだスパイスや本など全7㎏(!)を郵便で送ったり。

 

どんどんしんどくなってきたので、午後は本場タイマッサージを受けてから昼寝。

 


完全、とまでは言わないけれど、ビールを飲めるくらいには復活。


寝てろって話ですが、僕の背負った業がそれを許しません。

 

 


調べたところによると、ナナプラザはとにかくかわいい子は速攻で連れ帰られてしまうので口開けに行くと良いとのこと。


18時すぎにホテルを出て、いつもの露店で軽く夕食。

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からの、開店19時と同時にナナプラザ着。

 

いつもの店へGOするも、音楽も女の子も何もありません。
「まだだよー」なんて言われましたので、センターコートのバーで、ご出勤の嬢たちを眺めながらビールをいただきつつ待つとします。

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ところで昨夜決心したレギュレーションなるもの。


「せっかくタイに来たんだから遊ばなきゃ」

これは夜遊び道に反するさもしい考えです。


「可愛い子がいいなあ」

いや、その辺一帯全部かわいい子です。こんなこと言っているうちに結局全部他人に持っていかれるか、全部に手を出そうとして財布の中身が5回転くらいするかしてしまいます。

 

じゃあどうするのが夜遊び道的に正解か?


「自分の理想の女子をビジュアル化して想定し、それと違わぬ女子がいたときのみ遊ぶ」


これです。
特に僕は自他ともに認めるマニアです。

一般的なただ可愛い、ただきれいなだけの女性だと納得いきません。

 


そして何より、こういうお店には自分の好みの(マニアックな)女性はおいそれといないことをよく知っているので、散財しなくて済むのです。

 

マニアといってもド変態とかいうわけではありません。

ただ、世間的に可愛いと評される女性を見てもよくわからない、それだけです。

 

歓楽街においては、例えば多くの男性は目がぱっちりなのを好むし、需要と供給で女性も(工事やメイク含め)ぱっちりお目目の子ばかりです。

 

しかし。
誰しもそうだと思うなよ、と。


こちとら一重か奥二重のシジミ目、できれば魚顔の離れ目なら最高です。


鼻は小さく、唇も薄く・・・と、要はうっすーい人が大好きです。


でもって、身長や体形・・などの条件を僕のコンピューター(脳内製)に入力してから、ビジュアル変換ソフト(脳内製)で映像化していきます。


おっと、最後に、髪型はショートカットで外せません。

 

 

非常にいい感じの女性像が出来上がりました。
僕的には。

 

昔同じ会社の女の子にどんな子が好みか聞かれ、「ちょいブスのちょいデブ」と答えたところ、その30分後に「私ってかわいいですか?」と聞かれ思わず「うん!」と答えたら物凄く嫌われたというトラップを思い出します。

 

あの子は素敵だったなあ。
僕的には。

 

誰か近い感じの人いないかなーとよくよく思い返したら、中江有里さんでした。

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これですっぴんでショートだったらベストかなあ。

だから別にB専じゃないんです。

ただ、この顔が世界一だと言うと否定されることが多いだけで。

失礼な。

 

 

失礼しました、さておき。
こちらは頭にその理想像を思い浮かべながら、
「まあいないよな、いわゆるこういう盛り場にはいないタイプだもんな。」
などと考えながらふわーっとビールをごくり。

 

 

と、

 

・・・いた!


今、いた!!

 


幻ではないようです。
今目の前を通るご出勤嬢の中に、まさに僕の脳内から飛び出したような女性が。

 

「・・・!」

 

思わず立ち上がって行く先を見ると、まさにこの後行こうとしていたお店です。

どうやら神様は、煩悩をなくすのではなく現実のものに変えてくれるご加護をくださったようです。

 


店から音楽が流れはじめ、オープンしたのを確認し、ダッシュで入店。
あれ、いないなー、と思っていたら、2ターンめで踊りに出てきました。

 

うーん、やっぱりこの子しかいないんだよな。


しかしどうやら彼女はゴーゴー嬢(いわゆる連れ出しメインの嬢)と違い、コヨーテというダンス専門嬢なため、連れだせなくはないが高いし短時間のみだという、ウェイトレスの話。
(なおウェイトレスのお姉さまに、私も連れ出せるわよ、と妙に迫られましたが固辞)

 

 

さてどうしようか、見れただけでも幸せとしようか、などと考えていたらふと声が。


「すみません、日本の方ですか?」

隣のテーブルに1人で来ていた日本の人でした。


年のころは同じくらい、カタギなのでしょうがちょっとやんちゃな匂いのする人で、名はMさん。


タイにはしばしば来ていて現地でのなじみの女性もいるそうです。


「もし気に入らないならこれからタニヤ(という地区)に行くから一緒に遊びませんか?」

 

結局このMさんとは翌日一緒にタニヤに行くことになるのですが、この時はこの一言がきっかけとなりました。


「いや、正直好みドンピシャの子がいるので悩んでいるんです・・」
「え、そんな、とりあえず呼んで一緒に飲んでみたらいいじゃないですか。こんな風に指名すればいいだけですよ」
と言って、僕の好みとは真逆の現地系濃いめ女子をご指名し、乾杯を始めます。

 

よっしゃ、そうか、もし話してみてなんか違うならこの人と別のお店に行こう。
そう決めてご指名。

 

「やっとかい!& 私じゃないんかい!」


ウェイトレスに突っ込まれながらもドキドキして待ちます。

 


彼女は店の人に言われ、とことこっとやってきました。


近くで見たらがっかり、これはよくあるパターンです。


が。

 

近くで見るとなお可愛い。

背丈や体型なども思い描いたままです。

 

しかも。
・日本語を学校で勉強していた(現在日本企業に就活中)から日本語(と英語)を話せる
・今日が2年ぶりの出勤、久しぶりだから緊張しちゃうし、指名されるなんて思っていなかった
・時間は気にしなくていい、店は1時間限定と言うけれど私はゆっくり遊びに行きたい
・肩に入っている入れ墨は「昔ちょっと悪い子だったの(てへぺろー)」
・私なんて可愛くないし、お腹も昔よりお肉がついちゃって・・・が口癖

 

僕のスターティンググリッドは全てのシグナルがグリーンへと変わり、あとは旗が振られるのを待つだけです。


いや、お前それ嘘も混じってるだろって?
そりゃそうでしょうよ水商売なんだもの。
でも、サンジはこう言ったんです。


「女のウソは、許すのが男だ」


横のテーブルのMさんに「すみません、LINEだけ教えてください。また明日ぜひ」
これがこの夜の結論です。

 

 

そして一緒に帰った僕たちは、ひとしきり飲んだり、話したり、まあいろいろしたり。
そして彼女は夜、てっぺんを回るころ帰っていきました。

 

 

今思えば。
もしかしたら次の夜も行って指名していたら、もっとプライベートまで入り込めたのかな?(実際そういうケースはよく聞きます)

でも、そんなことしたらドはまりして大変なことになるでしょう。


だからこれで、一期一会でいいのです。


男一匹、涙をこらえて夜遊び道。

 

でもどうしても会いたくなったら、また行けばいいのです。
こうして人は、タイにはまっていくのだろうなあ。

 

などと考え、昨日とは違うまどろみに包まれていったのでした。


※なるべく描写はソフトなものにしましたが、こういうのが嫌いな方には申し訳ありませんでした。

 

【今日のワンポイント経験値】
国際郵便小包、EMSについて。

溜まった荷物やたくさんの買い出しなど、日本に送りたくなるものです。


タイからの方法はいくつかあります。
ヤマト運輸
・DHL
・EMS

その中で、早さならDHL、安さならEMSだと思われます。


EMSは遅いから・・という方もいるのですが、説明していきましょう。

郵便局員さんが書いてくれた表が手元からなくなってしまったのでざっくりですみません。

 

<重さ>
1㎏、3㎏、5㎏、7㎏、10㎏~最大20㎏まで送り可能

 

<便の種類>
① 3,4日で着く便
② 1週間で着く便
③ 1か月で着く便
④ 3か月かかる便
以上4段階の速さがあります。

それぞれ名前がありますが、忘れちゃいました。

 

今回僕は、「7㎏、1か月便」を選択。
料金は1830THB。

 

・同kgで到着日数が変わる→1段階上がるごとに約300THBアップ
・同到着日数で重さが変わる→1段階上がるごとに約400THBアップ
だいたいこういう法則になっています。

 

結論から言うと、5日後に日本に到着しました。
1か月というのは何だったのでしょうか。


少なくとも、日本の郵便局はもちろん、タイの郵便局も優秀です。

バンコクだったからというのもあるかもしれませんが。

 

また、DHLやヤマト便は、内容物に関して個数や購入金額を細かく一覧にすることがあります。それによって関税を徴収するためです。
それに対しEMSはざっくりです。


結果、関税については何も言われず。

ヤマト便(もしかしたらDHLも大丈夫かなと)での裏技を言うのであれば、衣料品は新品と中古品で関税が大幅に変わります。


なので買った服を送る場合は、値札等を外して一度着るなどしてしわを付けると中古で申請できます。


EMSはそれすら気にしないケースも多いです。

持ち帰りを気にせずにお買い物をしたい場合の選択肢にどうぞ。

 

【今日の支出】
・食費 635THB
・宿泊 1320THB
・洗濯 156THB
・土産 1293THB
・マッサージ 900THB
・郵便(切手含む) 1860THB
・飲み 10400THB
合計 16564THB

 

【今日の1曲】
Flamingo / 米津玄師

DAY154 アジアスパイシー紀行⑧ バンコク② クッキングターイム!

朝、目が覚めてまずは朝食を取りに外へ出てみる。

 

昨夜おかまちゃんたちとそれを眺める男たちでいっぱいだったホテル前には人っ子一人おらず、玄関の前の仏様にちゃんとお供えがされ、通り過ぎる人たちが手を合わせて拝んでいく。

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信心深さもまた人の業なりしか。

 

 

さて、タイには夜遊びをしに来たわけではありません。(なくはないけど)
ちゃんと料理修行が目的であり、今日がその日。

 

向かった料理教室は、タイでは人気のスクールらしく綺麗でシステマチック。

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レシピも冊子になっていて先に配られ、食材も仕分けられ、1人1台のガスもある。
おい、これが教室ってもんだぞ、キャンディのやり手社長さん。

 

カレーをはじめ、いくつかの料理を習いました。

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一言でいうならば、やっぱり簡単だ、ということ。
誤解されたくないのですが、それは手抜きであるという意味ではなく、シンプルであまりゴタゴタした手順を加えないという意味です。


シンプルであるがゆえに、バランス1つ崩れれば一気に不味くもなるし、雑に下処理をすれば美味しさは出せないのもまた真なり。

 

料理はDNAだなあとスリランカでは思ったけど、それはつまり、シンプルかつ丁寧にという作業が身体に根付いているということ。


DNAは変えられないので、この心がけだけは曲げるまい。
これが今回の旅で学んだ、もっとも大事なことなのだと思います。


ちなみに同じクラスのテーブルには、僕、ソロの日本人女性(年齢近い)、ソロの中国人男性、台湾の女子ペア。


どこかしら仲良くなってもいいようなものですが・・


中国人くんに「この後一緒にどこか行かない?」と言われましたが、「お寺に行きたい」と言うと、「んー、昨日行ったし買い物行きたいからいいや」と。


結局「おつかれさまっしたー」ってな感じで全員バラバラと帰ります。

なんか不思議。(台湾の子の1人は可愛かったけどもう1人の子のガードが堅かった・・)

 

 

まあいい、気楽さが売りの一人旅です。
予定通りお寺に行きましょう。

 

タクシーで行くのがツーリストには一般的なようなのですが、もちろんそんなお金はありませんので、安い水路を使います。

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チケット。

15バーツ、約50円。


チャオプラヤ川を行く渡し舟に乗って、バンコクでも有名だというお寺に向かいます。

また暑い午後の時間、風が気持ちいいですよ船。

 

・ワットアルン
「あそこ建物見るだけだから入る必要ないですよ」と、先ほど料理教室で日本人女性に夢のないことを言われましたが・・

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本当です。


ただ外側を見ているだけです。
綺麗だからいいんですけどね。

 

近くにあった無料で入れる建物には仏様がいました。

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お坊さんもいて、ミサンガのようなお守りをつけてくれました。
お願いです、煩悩から身を守ってください。


・ワットポー
川向いまで渡し舟で数分。
ちょっと歩けば寝ている仏様で有名なワットポー。

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中は広くて、仏様がいっぱい

 

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塔もいっぱい


しかし肝心な寝そべり仏(涅槃仏というそうです)が見つかりません。


地図を見て、全く逆サイドをアタックしていたことが判明。
いそいそと向かいます。


途中、日本人の女の子2人組がたどたどしい英語で「キャンユーテイクフォト?」と聞いてきたのが可愛くて仕方ありません。

どうやらまったく煩悩は消えていないようです。

 

 

さてようやく見つけた涅槃仏の納められた建物。

 

で、物事にはだいたいの予測値ってあるじゃないですか。
この場合、「このくらいの大きさだろうな」という予測角度に目線を持っていきながら建物に入るわけです。


中に入りましたが、その視線の角度だとただののっぺりした金色です。
そうです、涅槃仏は僕の予測値の3倍以上の大きさで、目線をずいぶん上に持っていってようやくそのご尊顔を拝めるわけです。

 

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「ぬふぉっ!」

 

 

本当にこんな声が出ました。
調べたところ、高さ15m、全長46mですって。
そりゃでかいですわ。

 

あまりにも人が多いのでなかなか写真も撮れず。
ですが裏に回るとみんなそそくさと帰るので、ゆっくり見るにはここがいいでしょう。

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そんなわけでのんびりと2つのお寺を堪能。
したのですが・・・。

 

本音を言いますと
「お腹いっぱい。僕、インド~タイあたりの仏教そんな好きじゃないかも・・・」

 

自分でもびっくりです。


春から5か月、カトリックを中心にユダヤイスラムまで、宗教への理解を深める旅をし、帰国後も京都大阪で2週間で御朱印帳1冊使い切ったこの僕が。

 

なんとまあ、ここが苦手分野だったか、と。
スパイシーさはヒンドゥーより弱いのですが、ギラギラでオイリーなところかな?
などと考えますがよくわかりません。

 


日本の仏像が好きなので、こちらのわびさびのなさがピンとこないのかもしれません。

 

まあいずれにせよ、これでタイ寺院巡りは終了です。
「時間ある日にアユタヤまでお寺巡りしに行こうかな」という案も消えました。
ということはもう、あとはただただ夜に沈むのみ。

 


気づけば夕方、チャオプラヤ川の向こうに沈む夕日を見ながら

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「さーて、飲みに行くかあ」


やはり煩悩が消えない僕を、夜のとばりが包んでいきます。

 


夜は何をしていたかというと。
・ひとまずテーメーカフェの口開けに入る。
よく来るんだという香港人の兄ちゃんと隣り合わせになり、あーでもないこーでもないと。


「いや、ここはゴーゴーよりは質は落ちるよね・・・」
なら何でお前はよく来てるんだ。お前もマニアか、もしかして。


まあグダグダしながら何人かの女の子と話したがスルー。
気づけば香港の兄ちゃんは回遊魚のようにぐるぐるしていたからバイバイ。

 

・昨日の露店でパッタイをいただく。美味し。

 

・ナナカフェへgo。
昨日入らなかった店を中心に4軒ほどはしご。
物凄い綺麗な子がある店の外にいてウインクしてきたのでフラフラと行ってみたが、見ればその店はおかま店。10分ほど本気で悩む。


いや、染色体ベースで俺の魂が許さんなどというわけのわからない結論を出し、昨日の日本人向け店へ。


やっぱり日本人好みを取り揃えておりますなあ、などと既に溶けた頭で考えながら熱帯魚たちを眺める。

 

もうこの時点でやる気はゼロ。

 

一度遊び始めれば切りがないのが歓楽街の常。
とはいえ指だけくわえているのもアホらしい。

 

残り2晩。
自分の中でレギュレーションを決めて遊ぼうということだけ決意して、ホテルの前のおかまと日本人のせめぎあいを横目にふらりふらりと寝床へ帰っていったのでした。

 

 

【今日のワンポイント経験値】
① 本日お世話になりました教室は
「ソムポン・タイ・クッキングスクール」

 

http://www.sompongthaicookingschool.com/

ホームページから予約ができます。
曜日によって料理内容も変わるそうなので、ご都合が合えば自分の習いたい料理中心に考えるとよいでしょう。


英語レベル0だと確かにきついです。
が、全部手順をまずは見せてくれるので、見て覚えるタイプの人なら大丈夫だと思います。

 

② 結局スリランカでTシャツを買えなかったのでタイで補充しました。
ですが、パッポンなどの露店で買おうとしている人、ちょっと待ったです。
もちろん値切り倒す自信があればいいですが、彼らの仕入れ元で買えば確実に安いです。

 

そこはどこかと言いますと。

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MRTナショナルスタジアム駅直結、「MBKセンター」です。

MRT側から入っていくと、まずは綺麗な(正当な)ショップが並んでいる棟があります。
そのままずんずんと奥へ進んでみましょう。
だんだん雰囲気がローカルに、店も狭く、薄暗い感じになってきます。
最奥まで行くとそこの店頭には、みんな大好きsupreme、adidas、珍しいところでsuperdryやoffwhiteなどが各店の軒先に山積みになっています。


彼らが「ホンモノー」と言っておられたので、ホンモノーなんでしょうということで。

 

ここでさらに値切ります。
結果1枚200バーツ(700円)。本当は150まで叩きたかったけれど、1枚350からのスタートだったのでまあいいでしょう。
露店だと終値で350くらいだったりします。

 

なお、ここにはスリランカと違い各ブランドXLがあります。
デブはここで買いましょう。

 

ただシャツ自体の出来は・・・、旅で着つぶすくらいの感覚で。 
こう考えるとトルコのやつはよくできていたなあ(おっと、あっちもホンモノーって言ってましたから当然出来はいいのでしょう)。

 


【今日の支出】
・食費 324THB
・宿泊 1320THB
・電車 117THB
・船 34THB
・観光 150THB
・服 600THB
・教室 1000THB
・飲み 790THB

合計 4335THB

 

【今日の1曲】
DAY×DAY / BLUE ENCOUNT

 

DAY153 アジアスパイシー紀行⑦ バンコク①

さて、濃いめの想い出のつまったスリランカも今日でお別れ。

 

今日は大移動です。


スリランカの内陸部のキャンディからコロンボに出て、コロンボ駅から空港に移動、それからタイ、バンコクへ向かいます。

 

フライトは14時半ですが、なにせキャンデイとコロンボを結ぶ電車は来るとき1時間遅れた前科がありますのでドキドキです。

 

キャンディ発は6時15分。もう少し遅いのはないのかというと次の特急は正午ですのでアウトです。

 


朝5時半、宿を出るとそこには例の使えない宿のオーナーが。


実は昨日シギリヤに行く際、「朝は僕のトゥクトゥクでバスステーションまで送るよ!」と前夜豪語したものの朝見事に寝坊し僕を10分待たせ、こりゃ普通じゃ間に合わんと察したのかローカルバスを乗り継いで超ギリギリ間に合わせるという離れ業をやってのけた彼。

(しかも普段はこっちが英語わかるっちゅうねんと言ってもわざわざ翻訳アプリ使って日本語にして倍の時間使わすくせに、テンパってるからスリランカ語で話しながら一人先を行く始末)


既に信頼度は0%ですので、昨夜のうちに料金を支払って、「自分で駅まで歩いていくからいい」と伝えてあったのですが。


こうやって、やらかしたのち無理やり挽回しようとするあたりも使えない人の特徴です。
いや、だったらもう15分ゆっくり出てたわい、と。


で、いつの間にか「僕のトゥクトゥク」のはずが、そのへんのトゥクトゥクつかまえてきています。そんでもって一緒に乗り込んできます。
お金を払ってくれたからまあ文句も言えないのですが。

 

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とんでもない音量で読経が流れる早朝の駅前。

 

さておき早すぎるくらい間に合った電車。
来るときは1等車。
でも帰りはいっぱいで2等車。

 

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何が違うのかというとまあエアコンがないのと椅子のクオリティが結構落ち、地元民率が90%を超えるくらいでしょうか。

あと、電灯がつかないとか。


エアコンなんてなくてもいいのです、どうせ扉は開けっ放しなので、いい風が吹きこんできます。
これで価格差は1000→350。

650ルピーもお得です。

 

さて今日はどのくらい遅れるかなあ、とドキドキしながら乗車。
朝も早かったのでしばらくすっかり寝込んだあとグーグルマップで現在位置を確認したら・・


予想に反して順調。


結果時刻表通りに9時前、2時間半で到着です。
いいことなんだけれど、むしろ時間余り過ぎ。

今空港に行ったところでチェックインもさせてもらえません。

 


何かやってないかなーとぶらぶらしていましたらバスステーション周りの市場が開いています。
ルピーが少し余っているので、初日にぼくの計算ミスで買えなかったTシャツでも買うとします。


洋服屋は1つのならびに何軒もありますので、目の前から飛び込んでいきます。

「メンズのTシャツあるか?」
店「あるよ!」
アディダスあるか?」
店「あるよ!」
「XLあるか?」
店「え、えーと・・あると思ったけど・・どうかな・・」

 

結局ありません。


店「Mじゃダメか?」
いやお前の目の前のやつの腹を見てから言え、いいわけがないだろ。
店「じゃあこれはどうだ?」

「また象柄かよ!!」

 

なんだよ僕に着れるものは象しかないってか。

仕方ないので隣の店へ。
しかし、まるで台本があるかのように全く同じやり取り。


こっちも面白くなっちゃって半分嫌がらせのように同じことを5軒くらい繰り返していたところ、どうやら裏で情報が回ったらしく。

 

アディダス・・」
店「ねえよ!(食い気味)」
「いやXL・・」
店「だからねえって!」

 

と、すっかり門前払いされるようになりました。
どうにも僕とスリランカの市場は相性が悪いらしい。

 

 

朝からエンジン全開の凶暴な日差しのもと、15㎏の荷物を背負ってこれ以上不毛な商談をしても仕方ない、ということで、まだまだ時間は早いのですが空港へ。

 

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行きよりはまともな見た目のバス。


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チンタラした手続きで世界的に有名なコロンボの空港も何故か今日はスムーズ。


おかげさまで起床から6時間後、無事に移動とフライト準備完了し、残り3時間を持て余す結果となりました。
慌てるよりは全然いいけれど。

 


そんなわけでなんだかんだとレストランでカレーを食べて暇をつぶし、また相変わらずの機内食でカレーと、行きの飛行機から何も学習しないままカレーを立て続けに2食摂取していたら次の目的地へ。

 

 

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ここはタイ、バンコク
想い出深いスリランカではありましたが、やはりバンコクの都会っぷりに少々ほっとしています。


というか、田舎か都会かではなく、秩序があるかないかでしょうか。
ここにはちゃんと秩序があるようです。

 

タイ語なんて欠片もわからないけれど、日本人が死ぬほど行ってる場所だし大丈夫だろ?と余裕ぶっこいてましたが、本当に大丈夫です。


全部日本語訳、とまではいきませんが、交通機関には簡単な英語は必ず付随しているし、
繁華街へ行けばこんなです。

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まるで北関東郊外のよう。

 


さて、バンコクといえば世界有数の歓楽街。


今回、怖いもの見たさというか遊びやすさというかもろもろひっくるめ、バンコクらしさを一身に受け止めたくて繁華街のど真ん中にホテルを取りました。


地下には有名な出会い系カフェ(テーメーという名前)があるという、いかがわしさ満点のホテルです。

 

「テーメーにはレディボーイ(おかま)がは入れないから、カフェの前にはレディボーイが大勢、客を引こうとたむろしています」
どんなネット記事を見てもそう書いてあります。

 

MRT(地下鉄)ナナ駅を降りて5分ほど。
見上げるとホテルの看板が少し向こうに見えてきます。
おお、と思い歩を進め、ホテル下に着くととそこには。

 

15人くらいのおかまちゃんの群れ。
(写真なし。というか撮るのは夜遊びのモラルに反します)


元野球部でした!系の、ごくわかりやすい人もいますが、3度見するくらい可愛らしい人もいます。

 

そして気持ち悪いのが、ホテル前の階段に座り込んでそのおかまちゃんたちをただ眺めている男たち。
ほぼアジア人、というか日本人ですね。10人くらい。

 

おかまちゃんと楽しく話をしている人はいいんですよ。
ただじっと観察しているおっさんは何をどうしたいのか・・・。
勇気があるのかないのかわかりません。

 


チェックインをしにフロントへ。
チェックインをしている間も、何組もの日本人が女子を連れて部屋に上がっていきます。
現在夜9時、ちょうどお遊びのピークタイムのようです。

 

他人の好みというものをあまりまじまじ観察することはありませんが、こうして何組もおりますと、あー、それは行くわ、いい選球眼ですわー。と、思わず同調する方から、え、あー、それ行けるんだ・・という方まで様々です。
大きく分けると、現地の方志向と、日本人っぽい子志向に分かれるようです。


荷物を置きシャワーを浴びたら、とりあえず僕も出撃です。


・ソイカウボーイ(東に徒歩10分、ゴーゴーバー通り)
・ナナプラザ(西に徒歩10分、ゴーゴーバーがショッピングセンターみたいになってる)
・テーメーカフェ(ホテルの地下)

徒歩範囲ではこの3つ、バンコクでも有名なところばかりです。


なお、本当にどうでもいい話でしょうけれど、性的な欲求は今は全くありません。本当にどうでもいい話でしょうけど。

 

理由①、スリランカで微妙に崩れっぱなしの体調。


理由②、僕の天邪鬼の発動。
ホテルを出て繁華街を歩けば、いたるところから日本語が聞こえてきます。
若者もいれば、偉そうなおっさんを筆頭に歩く腰ぎんちゃくグループまで。
みんなどこそこの店が、とか、お姉ちゃんが、の話をしています。

 

 

ヘイそこ行く日本人、お前のそのパンパンのリュックには下心と何が詰まっているんだい?

 

思わずつぶやいてしまうほど、みんなパンパンのリュックやバッグを肩から下げて、薄汚い言葉を吐きながらせわしなく通り過ぎていきます。

 

スリランカスペシャル編でも言いましたが、僕は別に夜遊び反対派でもなんでもありません。
むしろ遊ぶほうです。

 

でも、なんでしょう、こういうふうな「せっかくタイに来たからにはおじさん羽目を外しちゃうぞー」的なたたずまいが、なんかセコいというかさもしく映るんですね。

 

エロスってやつは、もっとこう、秘められたものじゃなきゃ、コクがなくっていけねえや。
などと、オープンな場がゆえに、捻くれ根性発動です。

 

 

だから今日は飲むだけ。


特に予備知識もないのでソイカウボーイから行ってみましょう。

 

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堂々と写真を撮るのもマナー違反なのでこっそり撮りましたが、こんな感じが100mほど続く通りです。

お店の前には水着姿の女子が勢ぞろいです。
眼福。

 

 

さてどうしたもんかいなと思っていたら、ふと2人組の女子と目が合いました。
なのでそのお店に入ってみることとします。


店のど真ん中にお立ち台、明らかにゴーゴーです。

席についてビールを頼んだら、横にその2人が座ってきます。


あれ、こういうもんなのかな??
いや、店も暇だから付けてきやがったな。
などと、タイは初めてながら盛り場の経験値は高いので全てを察します。


まあいいか、どうせならこのへんの情報収集をしましょう。

しかし話し始めて5分もすれば「私を持って帰れー、持って帰れー」の嵐です。


うるせえです。
そもそも今夜がそんな気だったとしても、君たちは残念ながら好みではありません。

 


そんな持って帰れ攻撃をかいくぐりながら、この街でどんな風に遊べば楽しいかのヒアリングは大体済みました。

 

「んじゃあ帰るわ、チェックで」
1時間くらいで2600バーツ、日本円で9000円くらい。


安くはない。けれど、キャバクラだったと思えばまあ納得。
納得しつつも、この1軒でソイは退散。そしてもう来ない。
こういう営業に合ってばかりじゃ財布が終わってしまいます。

 

 

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途中、たまたま見つけた路地裏のローカルの露店で夕食をとり(結局ここはその後行きつけになった)、ナナプラザへ移動。

 

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うわお。


思わず声が出てしまった。

つくりは小型のショッピングセンターのようなもの。


センターコートはゴーゴーではない普通のバーで、それを取り囲むフロア、地上3階建てにゴーゴーの店舗がずらりと並んでいます。


いずれも大箱というのはないようです。

後でわかったのですが、大体大きくても客50人くらい、小さければ20人くらいでいっぱいになるような大きさです。

 

こんな作りならフロア1つどかんとぶち抜けばいいのに、とも思ったけど、要は女の子たち(と、おかま)の棲み分けをしている模様。

 

日本人好みの色白小柄。
白人好みの大柄年齢高め。
地元顔ぞろい。
女子寄りのおかま。
男子寄りのおかま。

 

店が暇であぶれた子たちが店の外でたむろしていて、多種多様。

人間の業ってやつは根深いのう、と思いながらぶらぶら見て回ります。


日本人向けのお店はすぐわかりますね。
だって看板が既に日本語だから。

 


どんだけ日本人来てるんだよ、と思いながら、そのうちの1つに入店。


納得。
ステージの上で踊る女の子たちは、地元顔ではなく日本人寄りのややエキゾチック。
色白小柄からスレンダー巨乳まで、まるで「お前たち好きなのこれだろ?日本人」と言われてるみたい。

ええ、好きです。

 

そして客席を見ると、やはり日本人ばかり。

女の子を席につけている人もいるけど、1人でだらりと飲んでいる人もいます。


やっとゆっくりできそうだなあ。

 

座ってビールを頼みます。


「気に入った子はいるか?」と途中何回か聞かれますが、「NO.」とジェスチャーしたらそれ以上は押し付けてきません。

 

 

1人ぼっちのおっさんが、腐った魚のような目で、ただただステージを眺めています。
ステージで踊る、と言っても、ちゃんと踊っている子なんか皆無。

みんな自分の下着に番号札を付け、それを見せつけながら、ふらふら体を揺らしているだけ。
深い海の底から、熱帯魚が泳ぐ様を見ているような錯覚を覚えます。

この世の現なんかどうでもいいと思えるような。

 


歓楽街において、アッパーな気分になるのもいいけれど、僕はこうして沈むほうが好きです。
ときどきこうすることで、ストレス発散になります。

 

周りに数人、似たような焦点の合わない目でぼうっとステージを見ている人がいます。
居住まいからして、旅行者ではなさそうな。
もしかしたら、いわゆるタイに沈んじゃった人たちかもしれません。

 


でも、その気分わかるよ。
底の底まで沈んでしまいたい気分のときもあるよね。

 

 

こんな調子で5軒ほどはしご、ただただ1人でビール。
ちなみにそれだけならだいたい一軒で160バーツ、日本円で約600円。
なんて無益で有意義な時間と金の使い方。


ほどよくどろりとした頭でホテルへ。
エレベーターに乗り込む前にふと思い立ち、地下のテーメーに降りていきます。

 

 

地下はぶち抜きのワンフロア、結構な広さの空間。
壁際と真ん中のいくつかのテーブルやカウンターに、女の子が100人弱ずらりと並んでいます。


男は入店してすぐのカウンターで飲み物を買い(買わなくてもばれないだろうけど、入場料代わりのお約束です)、全員お約束のように時計回りでカフェ内を回り、壁際の女の子たちを物色しています。


まるで腐れた水族館の、回遊魚のように。

 

 

女の子たちがどんな子なのかというと、主に、ゴーゴーなどには属さない、属せない個人娼婦であったり、ゴーゴーを上がって手っ取り早く稼ぎにきた嬢、そして本当に素人の子がほんの少しだそうだ。


一見しただけではどの子がどうかなんてわからないものです。

 

目くばせしてくる子もいれば、ただただ無表情で立っているだけの子もいます。


真ん中のカウンターで女の子の隣に腰を掛ければ、話しかけてきたり何もないようにふるまっていたりと様々。

 

ここも日本人男性が多い。


どうしよう俺、だの、あの子可愛い、だの、いろんな声が聞こえてきます。

 


隣に座っている女の子と目が合った。
もう時間は午前1時前、閉店の時間。


今まだここにいるということは、今日はお客が付かなかったのだろう、最後のワンチャンに縋る目でこちらを見てきます。

 


まあ、うまくいく日ばかりじゃないよね。

 


どうせわからないだろう日本語で、でも聞こえるくらいの大きさで呟き、バイバイ、と手を振って出口へ。

 


ここで人生を破滅させてしまう日本人も多いと聞くが、なんとなく気持ちはわかります。

ここには一見薄汚いけれど、のぞき込まずにはいられない人間の業が渦巻いているから。

 

ちょっとここでゆっくりしようかな、と決めて、今日はただ寝ます。

 

 

【今日のワンポイント経験値】
本文にてだいたい遊び方はわかっていただけたと思います。

 

【今日の支出】
スリランカ
・食費 3150RS
・電車 440RS(日にち変更代90含む)
・バス 150RS
合計 3740RS

(タイ:バーツ=3.5円)
・食費 100THB
・宿泊 1320THB
・携帯 299THB
・電車 78THB
・飲み 3600THB

 

【今日の1曲】
HOME / B’z

DAY152 アジアスパイシー紀行⑥ キャンディ④ いざシギリヤ

さていろいろやっていましたが、スリランカに来てまだ1つも観光していません。
なんでキャンディに来たかって、世界遺産の街だから&近くの世界遺産にアクセスしやすかったからなはずなのに。

 

というわけで、今日はシギリヤ(通り名はライオンロック)まで旅に出ます。
もちろん現地ツアーなどではなく、現地民に紛れての移動です。

 

―――――――――――――

【今日のワンポイント経験値】

交通手段をご紹介します。


キャンディからシギリヤに行くには、バスかタクシーだけです。
お金のある人はタクシーを1日貸し切りのほうがどう考えても楽です。
お金のない物好きはバスで行きましょう。

 

<バスについて>
宿のオーナー(親切なのはいいけれどツボを押さえていないアドバイスが時として苛立つ)が、この旅でくれた情報のうちほぼ唯一役立つものが以下です。

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縦軸、色の違いはバスの快適性のグレード。
とはいえ、キャンディを走るバスのほとんどは一番上の黄色でしたが。

 

そして大事なこと、看板の一番左。
ここが写真のように〇にXになっているものがエクスプレスなので、ローカルな近距離に乗る以外はこの印の看板のバスに乗りましょう。


各駅停車便は確か〇にN?と聞きました。
これだと全バス停止まるのでアホみたいに時間がかかるそうです。


この知識は帰りの便で使います。

 

<バスの乗り方>
・勝手に乗る
・勝手に座る
・しばらくすると車掌が回ってくるので行先を告げる
・チケットを出してくれるからその分のお金を払う
・降りるときは日本のバスのようにバス停の前でブザーを鳴らし、着いたら降りるだけ
・どうやら車掌に言えばバス停以外でも降りれるようだけれど不明

 

<シギリヤ往復のアクセス>
① キャンディ→シギリヤ
朝7時半であれば直行バスがあります。
それ以外は途中のダンブッラで乗り換えをする必要がありますが僕は直行に乗りました。

バス乗り場はキャンディ駅を背にして駅前広場を出て左手です。


先ほどの看板の要領に従ってバスを探しますがありません。
看板のところにただ「sigiriya」とだけ書いてあるやつがいました。

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この赤いバスです。

この時間のシギリヤはエクスプレスだけです。
不安でしたら「エクスプレス?」と聞いてください。

あとは乗っているだけです。

 

到着の場所は、バス停と言うには何もありません。

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シギリヤは日本のお城のように、岩を中心に正方形に堀が切られています。(東面は山)
バス停の位置関係は、シギリヤの南側の入り口です。(黄色い星を付けた場所)


チケット売り場や入り口のあるいわば正門は西です。
なのでそこにたどり着くためにはお堀沿いに1.5kmほど進む必要があります。

 

② シギリヤ→ダンブッラ
シギリヤからキャンデイに戻るうえで、直行便は一日数本あるようなのですがこれはわかりませんでした。
一般的なアクセスは、シギリヤからダンブッラまで行き、ダンブッラでキャンディ行きに乗り換えるやり方です。

 

ではシギリヤ→ダンブッラ。


シギリヤの見学を終え山を下ると西の入り口に戻ります。
ここからは僕も曖昧だったのですが、どうやらさっきシギリヤに来るバスが着いた南の入り口が帰路の乗り場でもあるようです。
はっきり言って「わかりづらいし曖昧すぎる」です。

 

さらにはシギリヤで足を使ってへとへとな状態で遮蔽物のない堀周りを1.5km歩くのも地獄です。

さらにさらに、せっかくのダンブッラですから「石窟寺院」も見ていきたければ、ダンブッラバス停からはさらに2kmほど離れています。

 

 

よってこの区間の正解は、
「シギリヤ出口から石窟寺院までトゥクトゥクで行ってしまう」です。
トゥクトゥクは待機していて声をかけてくるので見つからないことはありません。

 

料金は僕のパターンでは
・500ルピーでふっかけてくる
・交渉で300まで落として合意
・着いたときに遠かったから400とふっかけてくる
・ブチ切れて300投げつけて無理やり降りる
という結果の300ルピーでした。

 

 

③ ダンブッラからキャンディ
キャンディ行きバスはダンブッラのクロックタワー近くのパン屋のような商店の前から出ます。
石窟寺院、ゴールデンテンプルから2㎞くらい離れています。
が、お寺まで行った人はここまで戻る必要はありません。

 

ゴールデンテンプルの門を出て、キャンディ方面の車線(左側通行なので反対側に渡る)に立ちます。


で、〇にXマークで「kandy」と看板に書いてあるバスが来たら、タクシーを止める要領で手を上げてみましょう。
止まります。

 

例の使えない宿のオーナーが「お寺の前ではバスが止まらないから気を付けて」と言っていましたが、どうやら止まります。

 

と、バスについてはこんな感じですが注意点がいくつか。  
・とにかく運転が荒い(一般車をぶっこ抜いて飛ばします)
・排ガスで喉鼻をやられる
・大音響のインド音楽
・現地民との詰め合わせ
もれなくこの3つが付いてきます。


酔いやすい人や、静かに旅をしたい人は乗っちゃダメ。
あと、乗るならマスク必須です。

 

――――――――――――

 

という感じで、キャンディからの満員のバスはインド音楽を大音響で流しながら進みます。


しかも後部座席に集っている若者グループが合唱し始めました。

100万歩譲って歌うのは許してやる、だがせめて流れてる曲を歌え。


前と後ろで全然違う曲がフルボリュームで聞こえてくるのがこんなに地獄だとは。
唯一の救いは、腕が触れ合う隣の席が油っこいおっさんではなく20代前半くらいの女子であることくらいでしょう。
ですがそれだけで心も晴れやかに旅が進みます。単純なものです。

 

3時間弱経過し、ようやくシギリヤへ。


先ほども書いた通り、入り口とは程遠い場所に降ろされます。
しかしこの時は入り口が別であるとも知らないので、何もないし、人も極少ないことに心配しかありません。

 

して、そもそもシギリヤとは何ぞやと言いますと。


・都市1つ分の巨大な岩山
・その上に過去に王宮があった
世界遺産
・中腹に描かれている女性画、通称「シギリヤレディ」は必見

 

というわけで、周囲には何もありませんが岩山だけは見えています。
なので間違いではないでしょう。

 

そして遮蔽物のない炎天下をしばらく歩き、
博物館内という不案内な場所で、スリランカ国民の何十倍もの値段の観光料を支払い、
ようやく入場です。

 

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確かに素晴らしい景色です。
岩山も近い近い、なんて思っていたら、それはパースの狂った遠近法マジックでした。


岩がデカすぎるだけです。実際は遠いです。

そして階段を上り始めます。

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「このくらい、マチュピチュ山に比べたら屁みたいなもの…」
そうとでも自分に言い聞かせないと5分で心が折れそうになります。


欧米のデブ夫婦が至るところでオーマイガ言いながらこのサバイバルゲームから脱落しています。

 

で、中腹まで来たと思ったらいきなりこの螺旋階段です。

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足元スケスケなので高所恐怖症の僕には地獄でしかありません。

「何でこんなとこにいるんだろ・・帰ろうかな・・」
と本気で思いますが、ここを上らない限りゴールにも行けないようなので両手で必死につかまりながら進みます。

 

その先には。

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(写真撮影禁止なのでネットより拝借)
美巨乳さんたちの宴が待っていました。

 

僕はおっぱい星人なので、これだけですっかり疲れも高所恐怖もどこかへ行ってしまいますおっぱい。 


ということは置いといても、非常に素晴らしい絵なので5分くらい見とれていました。

 

破損が激しいようなのでもしかしたら今後見れなくなったりするかもしれません。
これはどんな写真よりも実物の説得力は段違いですので、おっぱい星人バックパッカーは今のうちに見ておくべきでしょう。


いや、おっぱい星人じゃなくとも。

 

その後は

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ライオンロックと呼ばれる理由がわかったり

 

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360度絶景だったり

 

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カメレオンの喧嘩を眺めたり

 

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野良猿と野良犬のリアル犬猿の仲を見たり

 

など、おっぱい見ちゃったらあとはずいぶん雑な感想しかないのね、というお叱りを受けそうですがシギリヤ終了。


そうです、でもそれくらいにシギリヤレディが美しかったということでご理解ください。

 


さて上記にもあるように、その後トゥクトゥクの運転手と喧嘩してまでたどり着いたのはゴールデンテンプル。
使えない宿の主人が、「絶対見ておくべきだ」とまで言い放ったお寺です。

 

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こんなんです。
ふざけんなです。


何が嫌かって、スリランカの寺院は裸足で入場しなければならないのですが、野良犬と野良猿のフンがそのへんに落ちまくっていて参拝しているんだか何かの罰ゲームを受けているんだかわからなくなることです。


もう帰りたいです。

 

でもここの本命はこのお寺ではなく山を登った先の石窟寺院だそうです。
もう足はHP残り少ないのですが最後の力を振り絞って登ります。

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で、たどり着いて嫌な予感。
靴の預り所しかない。

 

そこのおっさんに尋ねます。
「なあ、チケット欲しいんだけど」
「あー・・山を反対側に降りたところなんだけど・・・」

 

・・・もう嫌だ!帰る!!


と日本語で吐き捨てたところ、言葉はわからなくても表情が語っていたのかこれまで何人も同様の人がいたのか、慌てて言うおっさん。


「いや、150mくらいしかないから、大丈夫だから」
「・・・でも階段だけどね(小声)」

お前一番大事なこと小声で言ったな??

 

しばしどうしようか本気で考えましたが、「どうせもう2度とこない」を合言葉に、本当に最後の最後の力で山を往復。

 

これから行く人に大切な合言葉。
「ゴールデンテンプルは帰りに寄るもの、行きには絶対立ち寄るな」

 

石窟寺院のチケット売り場はバス通りからも離れているからタクシーかトゥクトゥクでしか行けないスリランカクオリティです。


ちゃんとしろと小一時間説教したい。
だからお前ら観光で飯食ってるのに満足度いまいちなんだよ・・・。


で、そこまでして入った石窟寺院ですが

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仏像はどうということなし

天井画はお見事

結論:15分で十分(個人的な感想です)

行くか行かないかはあなた次第。


と、完全燃焼とは言い難いキャンディ観光の旅。
最後に昨日のレストランでチャーハンのディナーを食べ、「やっぱりスリランカ料理じゃないじゃん」とつぶやいて、スリランカ旅は終了。


喧騒と混沌のスリランカ
いろんな縁をいただいて面白い経験ができたのも、混沌の国だからなのかなと思います。
またいつか・・来るかなー。来ないかなー。

「レストラン始める前にもう1回修行に来い、今度は2週間くらいずっといればいい。
で、スパイスなんかも直接取引できるから言え。あと、店を広げるときには料理人を手配してやるから言え、給料は日本円で19万円も出れば誰でも喜んで行くから!」

社長。
ありがたい話だけど矢継ぎ早すぎるわ。
でもこのくらいバキバキ物事を剛腕で進めていくのが成功の秘訣なんだろうな。

もう来ないということはないと思うけれど、もうちょっと寝かせてからでいいかなスリランカ

本当にいろいろ勉強になりました。
ただちょっと疲れたから、明日からタイでのんびりしたいと思います。

【今日の支出】
・食費 2220RS
・宿泊 750RS
・観光 6955RS
・交通 580RS
合計 10,505RS

【今日の1曲】
Shangri-La / 電気グルーヴ

DAY151 アジアスパイシー紀行⑤ キャンディ③

さて本格化してまいりました料理修行の道、
今日はおとといのディナーをいただいたキングシーフードさんでの厨房見学&見て学べという職人の世界です。

 

朝8時。


とはいえ約束にはルーズなスリランカ人、そもそもおとといの約束を覚えているかどうかが一番不安なため、お店に入っていくときが一番ドキドキです。


って、見る限り約束したオーナーがまだ店にいないし。

 

じゃあこんな時はどうすればいい?
大きな声であいさつして、来て当然という顔をしていればいい。
どっかと椅子に座ってオーナーの到着を待ちます。

 

 

10分後。
おっとり刀でオーナー着。早速厨房へ。
厨房には話が通っていました。

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料理長(右) 名前は長くて忘れた

見習い(左) 名前はスガンダ。
なんで覚えているかというと、彼が唯一What’s appで連絡先を交換したのだがその後毎日電話をかけてくるから。お願いだから毎日はやめて・・・

 

あと、ここには写ってないけど

見習い女子 名前は知らない。ツンデレだから絡んでくれなかった。

でも一緒に写真は撮った。

オーナーの長男   日本語が話せるので通訳に入ってくれた。


8時から行うのはランチの仕込み。
ランチ時はアラカルト以外に、ナシカンダール的な、選べるトラディショナルカレーを売っている。
その仕込みを1から見学しながら作るプロセスは自分で見て学べという方式。
(不明点は長男が通訳に入って教えてくれる)

 

言葉では伝わりにくいので、写真で。

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教室もいいけれど、やっぱり緊張感が違うなあ。

スガンダは緊張感なく、写真を撮らせてくれてはにこにこしているけれど。

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これがまだ見習いゆえの甘さかしら。
僕じゃなくてお客様に意識を向けなさいね。

 

そして出来上がった品々を盛り付けていただくとこんな感じ。

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ああ、やっぱり美味しそうだ。
これがお金を取れる料理ですね。

 

 

という感じでお昼ごはんもいただき修行は終了。
「で、明日はどうする?」と言われて迷ったけれど、さすがに1つも観光しないのも寂しいので最後のディナーにお客としてくることにします。

 

スリランカという環境にも、ここ数日の出来事にもいささか気疲れしていた&僕は鼻が弱く排気ガスと冷房でやられたということもあり、体調が悪い。


午後はしばし休んで、夕方から再起動。

宿のオーナーがくれたキャンディの民族舞踊ショー(政府運営)が仏歯寺近くの会館で毎日開催されているらしいのでてくてくと見に行く。
ここからはジェットコースターのようにムカつきとほっこりがやってくる。

 

① ムカ
客引きっぽい兄ちゃんが、建物の前でこっちだ、こっちだ、と言ってくる。
しかし前を行く大勢の中国人ツアーは違う方向へ。
「こっちじゃないのかよ」
「いいや、こっちだ」
もちろんツアーについていくようにしたのだが、後を着いてくる。
「来んなコラ」
でようやく離れていきました。
政府運営ならしっかりしてくれよ・・・と思う。

 


② ムカ
中は小さい体育館くらい。

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やっすいプラスチック椅子が並べられているので、前で見ようかなと行ってみる。


すると椅子の上には「reserved」の貼り紙が。
フォーマットも何もてんでばらばらのところを見ると、どうやら現地ツアーガイドが各々場所取りをしているらしい。
見回すと会場前方4分の3が取られている。


仕方ないので後ろの残り4分の1の中の、せめて見やすいように真ん中をキープ。
(もちろん、リザーブ札がないのは確認済み)

 

5分後。
「おいここは俺が取っていた場所だ、どけ」
現地ガイド、その後ろには20人ほどの中国人。
「いや貼り紙してねえじゃん」
「だけど取っていたんだ、どけ」
これはあれだ、こいつ完全に取り忘れてて、20人分空いているスぺースのど真ん中にいる僕が邪魔なわけだ。


このあと3分ほどスリランカ人と喧嘩。
そうしたらその後ろの中国人のおっさんが、馬鹿なことしてねえでどけよ、みたいな面でニヤニヤしていたので「笑ってんじゃねえぞおおお!」とそっちにも飛び火させる、
でも結局多勢に無勢なので追い出される僕。

 

 

③ ほっこ
で、結局会場最後方、SKEガイシホールコンサートでいえば天空席と言われるエリアに移ると、そこには1人のスリランカ人少年(たぶん中学生)が。


「ここは予約されてるかい?俺は日本人なんだが、中国人は自分勝手で困るよ」
なんてことを言いながら近づいていったら、にっこりと自分の前の席を指し「ここ大丈夫ですよ」と。


かわいいやつめ。


しかも彼はショーの途中、自分の買ってきたおやつを僕に分けてくれました。

 

 

④ ほっこ
ショーの幕開け。

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あれ・・・彼らは毎日のようにショーをやっているはず。
なのになんだろうこの圧倒的バラバラ感。

そして皿回し、落とす落とす。


これタダ券だから生暖かく見守れるけれど、定価の1000Rsだったら腹立ってたろうなあ。
でもやっぱりタダだから、SKEの研究生公演を見ているときの感覚で見ています。

 

 

⑤ ムカ
これは結構世界中でマナーの問題とされている部分だと思うけれど。
ショーは写真撮影OKです。
なので写真を撮るのは悪いことではありません。


ですが。

スマホを高く掲げて写真を撮る

さらにはショーの最中立ちあがって写真を撮る

ショーはもちろん続いているのに、撮った写真のチェックに夢中でステージを見ていない

飽きて途中で大声で話しはじめる

途中で帰る(しかも堂々と横切っていく)

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言いたくないですが全部中国人でした。
他国の文化と他者に敬意を払えないのなら一生自分の国から出てくんな、と思います。

 

別にこれは中国人批判ではなく、自分たちも一歩間違えればこういうことをやりかねないので注意したいものですねという話です。
今は日本人は、礼儀正しい国民としてそれなりに敬意を払われています。
が、尊重なしでそれが続くものでもありません。

 

 

⑥ 謎
そしてショーが終わり、先ほどの地元男子中学生が「では僕はこれで」と。
じゃあねー、と見送ると数歩進んでいった彼がまた戻ってきます。
そして「すみません、電話番号を教えてもらえませんか」と意を決したように言ってきます。
人生初の逆ナンはスリランカの男子中学生から。


情報量多すぎて処理できません。


さてどういうことになるんだろうとわくわくしながら教えてみます。

彼は一生懸命手にペンで番号を書いています。
いやだから、そうやって手にメモしたら消えちゃうから紙にって習ってないかな・・。

 

本日現在、メールも電話も来ません。
What’s appの登録番号で教えたからかなあ。
ちなみに最初に登録したスペインの番号です。
アプリ電話なら来るけれど、直電だとそりゃかからないよなあ・・。
と、今となっては心待ちにしている僕でした。

 

 

【今日のワンポイント経験値】
宣伝しておきます。
「kandyan king seafood restaurant」
これが本日お世話になったレストランの名前です。

 

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仏歯寺前の道を北方向へ、5分ほど歩いた右手側です。
ご主人家族は皆日本語を話せます。
スリランカ料理だけでもないので、英語に不安でスリランカの食べ物も口に合わないよ、どうしよう、という方は行ってみてください。

 

【今日の1曲】
じれったい / 安全地帯

 

DAY150 アジアスパイシー紀行④ キャンディ② スペシャルなはなし

キャンディは、昼間は人込みと交通ラッシュでクラクションがうるさいわ排ガスがもうもうだわですが、夜の9時を過ぎればいきなり車も人もがっくり減って静かな夜になります。


そして翌朝7時半にもなると、朝のラッシュでまた街は狂ったように交通渋滞が発生し、うるさ臭くなります。


そんな喧騒にたたき起こされました。

 

 

さて今日は何をというと、今回の旅のメインイベントの料理教室です。


最初はランチタイムだけ申し込んでいたのですが、午後に帰っても暇だし、何よりもう二度と来れない可能性も高いのでどうせならと昼夜通し参加、さらには朝の市場巡りもある、そんな一日です。

 

宿に迎えに来たのは教室の社長とその息子。

息子たちが可愛いんですこれがまた。

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社長はというと、どうやらいわゆるこの地方の実業家らしく、旅行代理店的な役割を手広くやっているようです。
「俺は21台の車と〇〇人の従業員を使っていて~云々」などと、朝から全開でオイリーでスパイシーです。

 

そんな社長に連れられてまずは早朝市場巡り。

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クスコの時もそうでしたが、仕事というより生業、という言葉がしっくりくる光景。
ただ、クスコのほうが冬だったからかアンデスの人たちがそう思わせるのか、どこか切なさをはらんでいて好みです。


スリランカはどうしたって、人々が油っこい。

 

ダラダラと市場で買い物してたもんだから時間に遅れて教室到着。
するといきなりフランス人3人組が待ちぼうけ食らっていて、何待たせてんだよこのジャパニーズ、シルブプレ?な表情。


いや、俺のせいじゃねえって。


ムカついているのかフランス人特有のアジア人に対する愛想のなさかはわからないけど挨拶すら返さない。
やっぱり僕はフランス人とは相性が悪い。

 


は、さておき。
スリランカで料理教室なんてハードル高くない?と思われている方もいると思います。


僕のきっかけですが、先日カレーに関する某市民大学的なものの講座に行ったんですね。
そこの学長が言うには、昨年3泊4日でインドで料理教室ツアーをしたと。


僕はそれを待つ時間はないので、1人で行くからいい教室あったら教えてくれないかと言ったわけです。


そしたら半笑いで、難しいよねー、1人となると。しかも英語だよ?大丈夫なの?ツアーに参加すればいいじゃない、と言われたわけです。


そうなるとさあ。
「あー大変そうだなー」とはならなず、「うるせえよじゃあ行ってやるよ」となる性格なのです。

 

 

また同時期に僕の大好きなカレー屋さん店主の阿部ゆきなさんという方がスリランカで教室を受けてこられて、こちらはガイドさんつきだったようなのですが、まあ何とかなるんじゃないか&どうせなら尊敬する人と同じことをしてみよう、となったわけです。
(阿部さんのカレー屋さんは下北沢の隣、新代田の「and Curry」です、ぜひ行ってみてください)

 

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【突然ですが今日のワンポイント経験値】
で、実際調べてみると簡単でした。
スリランカ 料理教室」で検索すれば、トリップアドバイザーが出てきてランキングを教えてくれます。


他の国でも、「国名(都市名) 料理教室」で検索すれば出てきます。


だいたい半日程度のコースで、教室で教わって、作ったものをランチもしくはディナーとして食べて終了です。


ですから普通の外食に飽きたお料理好きの方なら、きっといい経験になると思います。


日本人が日本でだと単発ってなかなかないですが、結構どこの国も外国人向けにやっていますので、ぜひ皆さんの旅程に組み込んでみてはいかがでしょうか。
市場巡りを一緒にパッケージされていたりもするので、楽しいですよ。


というわけで料理教室スタートなのですが、材料を1から切ります。
我々はひたすら切る、切る、切る。


そうしてからその材料を土鍋に放り込んでそこでカレーを仕上げていくのですが、
一番大事なそこを先生自分でやっちゃう。


スパイスなんかもせっかくきれいに並べてあるのに、全部目分量でやっちゃう。


いくつかの料理を同時進行で順番ぐちゃぐちゃで進めちゃう。


レシピは最後にまとめてSNSで送ります、と。
じゃあどうやって作り方覚えろちゅうねん、僕はメモとっていたからまだいいけれど。

 

これがこのスリランカの田舎教室の限界と言えば仕方ないのですが。
お客さんも僕ほどガチでもないしちょうどいいのかな。

 

で、なんだかんだ8品くらい作りました。

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ただし全部同じ作り方、少しずつ異なるスパイス、でも全部カレー。

これまたやはりあっけないほど簡単で、料理はDNAだなあと。


さてランチ教室は終わりましたが、ディナー教室まで4時間くらいあります。
ホテルは遠いしどうしようかなと思っていたら、例のオイリー&スパイシー社長が、
アーユルヴェーダのスパ行かないか?」と。


うさんくせえな、どうせ提携だろ?と思っていたら、「まあ行ってみて値段だけ聞けばいいよ」と。
行ってみました。

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普通の全身オイルマッサージはフルで4000円。まあ安いです。

「頭に油をかけ流すやつはいくら?」アーユルヴェーダといえばのやつです。
「それは交渉しだいだ」横から口を挟んだ社長、すでにキナ臭さが煙を上げています。

 

でもなんだかんだで、それも含めたフルフル2時間7500円。


日本でのことを考えたら安いです。
まあ少しはボッているでしょうが許しましょう。

 

「ところでマッサージ師は男性女性どっちがいいですか?」店の人が聞きます。
女性って即答したい・・でも正解がわからない・・と思っていたら社長
「俺はいつも女性を頼むぞ。指が柔らかくて気持ちいいぞ」

「では女性で(食い気味)」


こういうところの人の心を読む機微には長けてやがります。
さすが利発な悪党。

出てきた女性は非常にスタイルのよろしい若い女性です。
この時点で怪しさ30%。

 

 

日本みたいに紙パンツなどありません、全裸です。
が、下半身にはインド風の布を巻きます。
しかし。
「では台に上がってくださいね」と言いながら不自然に早いタイミングで布をはぐ。
そして見る。じっと見る。
ここで50%。

 

 

とはいえマッサージの腕はというと非常によく、当たりのいい指なのに男性なみに力強くてこれはもう大当たり、日本だったら確実に通うレベルです。
足裏から始まり足全体がマッサージされていきます。

 

ということはおのず足の付け根のほうに手が来るわけですが、彼女の小指が不自然なそよ風のように軽く触れては通り過ぎていきます。
80%。

 


頭の中では空襲警報が鳴り響いています。

おもむろに彼女は僕の頭側に立ち、そこから手を伸ばして足の付け根をマッサージします。
上四方固めの姿勢です。不自然で非効率以外の何物でもありません。
しかもそのモデルさんのような肢体における豊かなおっ〇いが、僕の顔をぱふぱふっとしていきます。
100%。

 

レッドランプが回転しています、その時。

スペシャルマッサージはいりませんか?」

 

キターーーーーーーー!
やっぱりそうだったか。
そういえばスリランカの風俗はマッサージ屋で云々と聞いたことがあったな、
多分3000RLKで〇〇〇だけしてくれる感じだろうな、
ハウマッチ?って聞いてから決めるのは日本男児として情けないからやめよう、
大したことはしてもらえないけれど、でもスリランカ人とのエロ体験など今後ないだろうし
貴重だなあ、せめておっぱいは触ってもいいかな・・・、
でも2000円くらいならなあ、でもタイでの軍資金も必要だなあ・・・
と、ここまでで0.2秒。


そして最後に考えたことは
「ああ、あのオイリー&スパイシー社長の思うつぼにだけはなりたくねえな」

合計0.3秒。

 


「No,Thanks you!」
さわやかに答えたつもりが声が裏返ってしまいました。

しかしこの強烈な誘惑を振り切った聖人君子(風)の僕。
これで社長の野郎に弱みを握られずに済みます。

 

「そうですか・・」
彼女が悲しそうなのはちょっと心が痛みます。

その後はマッサージを受け、油もおでこから頭に垂らされます。
これが程よく熱いし薬草のいい匂いで気持ちいいのなんの。すぐに寝ちゃいました。

 

そして最後に薬草のスチームバス、箱型サウナです。
箱に横たわり中で蒸気を浴びながら、汗をかきます。
頭だけ箱の外です。

その時に彼女が頭をマッサージというていで、ずっといい子いい子なでしてくれます。


そうそう、スリランカ人といえば、見た目はかの有名な「ララァ・スン」なわけですから
(わからない人は検索してください)
「彼女は私の母になってくれる人だったのだ・・・!」などとシャアの声で脳内再生されながら、ああ、やっぱりスペシャルしてもらえばよかったな、などとちょっと後悔。
ごめんねララァ

 

と、まあ、そんな顛末で終えたマッサージ。
迎えに来た社長が「どうだった?気持ちよかったろ?」と言うので、
「ええ、とても(お前の言う気持ちよさとは違うけどな)」と答えておきました。


戻ったらディナー教室。
2人組のオランダ人の仲良し奥様もいたのですが、そっちは昼と同じメニューだからお前は
別枠で1人だと。


で、どこで教わるのかなと思ったら何のことはない、教室自体が社長の自宅に併設されているのですが、僕が通されたのは自宅のプライベートキッチン。

キッチンと言っても土間ですね。

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んで、ここで社長の母上(優しいおばあちゃん)が気まぐれでいろんな料理を教えてくれます。


しかしそれもこれもたくさん作るので途中で気づきました。

「あ、俺こいつら家族の夕食作らされてる。」

 

でもいいのです、それを仕事にしようとしているのですから上等です。
で、まあこれも5種類くらい教わって、でも気づいたら主食ばっかりでカレーは1種類だけじゃねえかと思いながらも、まあそもそも民家の台所入り込んで飯作るなどありませんからね、いい経験ができました。


というわけで料理教室の報告のはずが「スペシャル(なマッサージについての)トーク」になってしまったことを心よりお詫び申し上げます。

 

【今日の支出】
食費 180LKR
宿泊 750LKR
教室 15630RLK
マッサージ 13000RLK
合計 29560RLK


【今日の1曲】
BURN / THE YELLOW MONKEY

 

DAY149 アジアスパイシー紀行③ キャンディ①

ドミトリーはドミトリーでも久しぶりに目隠しなしの丸見えタイプでしたが、まあそれも慣れたもの。スリランカへの気疲れもあり熟睡。

 

さてコロンボは本当にただの中継地点で、今日は8時半の特急に乗って、この旅の本当の目的地キャンディへ向かいます。


実際はコロンボにも料理教室はあるし、内陸の観光もコロンボ発のツアーなどがたくさんあるのでコロンボにいても何も問題はないのですが、直感的にキャンディで時間を過ごすことを決めていました。何かいいことがあるといいのですが。

 

 

電車は特急の1等車、650円。
エアコン付きでラグジュアリーな車両だぜ!という触れ込みですが、我々贅沢に慣れた日本人にしてみると、普通以下というか古いです。

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僕の記憶の中ギリギリにある、昭和50年代の東海道線の車両のようです。

というかそもそも、エアコン付きであることこそがステータスですと。


ちなみに走行中、デッキのドアは大開放です。
しかもレールの継ぎ目の揺れが半端ないので、油断してデッキに立っていると振り落とされそうでになります。


若いバックパッカーにはそこが特等席と語り継がれているようですが、高所恐怖症の遠因が所持品落下恐怖症にあるこの僕にとっては地獄です。
デッキは興味本位でチラ見して、あとは昭和シートを懐かしみながら乗車です。

 

 

すれ違う各駅停車の電車を見ますと、それこそインドっぽい光景あるあるの、電車の入り口に掴まってはみ出るように乗っているおっさんの詰め合わせがすれ違っていきます。

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あ、これマジなんだなあ、などと呑気に感想を述べている間にも電車は・・・
進みません。

 

そもそも100㎞くらいの距離を3時間かけて走る電車です。


この段階で特急と呼ぶにはおこがましいのですが、コロンボから10㎞くらい離れた駅で止まっています。 


最初はダイヤ調整かな、と思っていたのですが、ひたすら止まっています。
Kindleでマンガを1冊読んで顔を上げてもまだ止まっています。

 

結局1時間ほど意味不明の停車をし、その後も遅れをキープした電車はちゃんと1時間遅れで到着です。

 

 

さてキャンディです。
いかにも地方都市、ですが、コロンボほど混乱していないので少しホッとします。

 

駅前に突然大きな仏像(早朝にお経が大音響で流れるシステム)。

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線路は日常の道路。

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いい意味で懐かしい田舎の光景です。

 


さて今日からは本場スリランカ飯三昧だぞ、と意気込んでホテルの主人に美味しいレストランを問うと「ショッピングセンターのフードコート」ときたもんです。


マジかなんだこいつ、と思い、グーグルマップからレストラン検索してみると確かにここだけとびぬけて高得点です。

 

というわけで行ってみました。

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インド、タイ、中華、そしてなぜかイタリアンのブースがあり、全部場内で渡されるカードにツケられ、最後にぜんぶまとめて精算する仕組み。
日本でいうところのスーパー銭湯方式ですね。
日本のフードコートもこうだったらいいのに。

で、昨夜ビリヤニを食べそびれているもんですから迷わずマトンビリヤニ
800円だから正直ややいいお値段。

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しかし美味い。 


やっぱり料理とはDNAであるよ、と思い知らされる。


僕のDNAもスリランカ人に近づいてくれたらいいのだけれど。
それともカレーではなく、僕のDNAである唐揚げの店をやったほうがいいのかなあ、などとしばし悩む。


悩んだときは神仏に頼ろうということで、キャンディ市内一番の、というか唯一の観光地と言って憚らない仏歯寺へ。

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予備知識なしで行ったのですが、仏様の歯を祀ったお寺とのこと。
中は一言で

派手。

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しかしここは観光用のスペースらしく、地元民が祈るための、歯が納められた祭壇はちゃんとありました。

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こっちの人たちは足を伸ばして座って祈るのね。


他にもお寺に併設されている博物館もいくつか。

 

なんで複数に分かれているのかわからないけれど、アジア各国の仏教を分けて展示していた館は面白かったです。


僕は日本のお寺は大好きなのですが、日本のわびさびな仏教とこっちの仏教は、まあとにかくテイストが異なります。


まさに醤油味とカレー味。
こっちの金ピカでオイリーでスパイシーな仏様のインパクトは強烈です。


なんでこれが日本に入ってきたらあんな風に落ち着いた感じになるのでしょう。
昔から日本人は外国から入ってきたものを自分たち好みに仕上げるのが得意だったんだなあ、と、日本人のDNAに思いを馳せます。

 

ただとにかく言えるのは、1軒見たらお腹いっぱいです。
日本のようにお寺さんのはしごをするにはパンチが強すぎます。
というわけでこれにて退散。


さて夕飯も同じフードコートもなあ、と思いながら歩いているときに1軒のレストランが。


ここは美味いのかなと店の前でグーグルマップを見ていたら日本語で話しかけられました。


その人はレストランのオーナー。
なんでも長く名古屋でレストランを持っていたそうで、5年前にキャンディに帰ってきたばかりだと。
それじゃあってんで入ってみます。


ご自慢のメニュー(ディナー時)は、チャーハンとナシゴレン
いやスリランカじゃないし。

 

でもこれもめぐり合わせよとナシゴレンを食べながらしばし話をします。

 

スリランカには料理修行に来た、明日は一日教室に行き、3日後にはコロンボに戻ってそっちでも教室に行くんだと言ったところオーナーしばし考え、「いやコロンボの教室行っても同じだろうからキャンセルしてうちの厨房見学しろ、教えてやる」と。

 

うーん。
教室も宿も電車も予約したから面倒だなと思いつつも、教室はいつでもやっているけれどこんな風に現場の実地を見れる機会はまずないぞ、と。


何より、旅は出会いのもの。
時には風に吹かれたほうが面白くなることを前回の旅で僕は学びました。

 

調べたら教室も宿もキャンセル可能、電車は変更可能です。


「わかった、じゃあ明後日来ます」

 

こうして僕の修行の旅はさらに面白くなっていくようです。

 

【今日のワンポイント経験値】
これは仏歯寺に限ったことではないのですが、寺院を見学するときは肌の露出を控えましょう。
熱帯の国ですので半ズボン、タンクトップで動きがちですが膝と肩が見えていたら止められます。
他の寺院では布を貸してくれたりしますが、仏歯寺は敷地入り口のセキュリティで追い返されます。
キリスト教会も、モスクも、シナゴーグも基本は同じです。
なので観光の際に宗教施設の予定を組み込んでいる方は長ズボンも持参してください。

 

【今日の支出】

・食費 4040LKR

・宿泊 750LKR

・電車 1000LKR

・観光 1600LKR

・本 10660LKR

合計 18050LKR

 

【今日の1曲】
風に吹かれて / ボブ・ディラン