DAY155 アジアスパイシー紀行⑨ バンコク③ 酒とバラの日々
今日はマイルドながらお遊びの描写があります。
嫌な方は見ないでね。
体調が悪いのにダラダラ飲んだくれていたせいでしょうか、副鼻腔炎がひどくなっており、下を向けば鼻水が垂れるアホ面を晒す始末。
抗生物質を飲み、今日(の昼間)はおとなしくしようかと。
でもなんだかんだやることは多く、クリーニングを出しに行ったり、スリランカでしこたま買い込んだスパイスや本など全7㎏(!)を郵便で送ったり。
どんどんしんどくなってきたので、午後は本場タイマッサージを受けてから昼寝。
完全、とまでは言わないけれど、ビールを飲めるくらいには復活。
寝てろって話ですが、僕の背負った業がそれを許しません。
調べたところによると、ナナプラザはとにかくかわいい子は速攻で連れ帰られてしまうので口開けに行くと良いとのこと。
18時すぎにホテルを出て、いつもの露店で軽く夕食。
からの、開店19時と同時にナナプラザ着。
いつもの店へGOするも、音楽も女の子も何もありません。
「まだだよー」なんて言われましたので、センターコートのバーで、ご出勤の嬢たちを眺めながらビールをいただきつつ待つとします。
ところで昨夜決心したレギュレーションなるもの。
「せっかくタイに来たんだから遊ばなきゃ」
これは夜遊び道に反するさもしい考えです。
「可愛い子がいいなあ」
いや、その辺一帯全部かわいい子です。こんなこと言っているうちに結局全部他人に持っていかれるか、全部に手を出そうとして財布の中身が5回転くらいするかしてしまいます。
じゃあどうするのが夜遊び道的に正解か?
「自分の理想の女子をビジュアル化して想定し、それと違わぬ女子がいたときのみ遊ぶ」
これです。
特に僕は自他ともに認めるマニアです。
一般的なただ可愛い、ただきれいなだけの女性だと納得いきません。
そして何より、こういうお店には自分の好みの(マニアックな)女性はおいそれといないことをよく知っているので、散財しなくて済むのです。
マニアといってもド変態とかいうわけではありません。
ただ、世間的に可愛いと評される女性を見てもよくわからない、それだけです。
歓楽街においては、例えば多くの男性は目がぱっちりなのを好むし、需要と供給で女性も(工事やメイク含め)ぱっちりお目目の子ばかりです。
しかし。
誰しもそうだと思うなよ、と。
こちとら一重か奥二重のシジミ目、できれば魚顔の離れ目なら最高です。
鼻は小さく、唇も薄く・・・と、要はうっすーい人が大好きです。
でもって、身長や体形・・などの条件を僕のコンピューター(脳内製)に入力してから、ビジュアル変換ソフト(脳内製)で映像化していきます。
おっと、最後に、髪型はショートカットで外せません。
非常にいい感じの女性像が出来上がりました。
僕的には。
昔同じ会社の女の子にどんな子が好みか聞かれ、「ちょいブスのちょいデブ」と答えたところ、その30分後に「私ってかわいいですか?」と聞かれ思わず「うん!」と答えたら物凄く嫌われたというトラップを思い出します。
あの子は素敵だったなあ。
僕的には。
誰か近い感じの人いないかなーとよくよく思い返したら、中江有里さんでした。
これですっぴんでショートだったらベストかなあ。
だから別にB専じゃないんです。
ただ、この顔が世界一だと言うと否定されることが多いだけで。
失礼な。
失礼しました、さておき。
こちらは頭にその理想像を思い浮かべながら、
「まあいないよな、いわゆるこういう盛り場にはいないタイプだもんな。」
などと考えながらふわーっとビールをごくり。
と、
・・・いた!
今、いた!!
幻ではないようです。
今目の前を通るご出勤嬢の中に、まさに僕の脳内から飛び出したような女性が。
「・・・!」
思わず立ち上がって行く先を見ると、まさにこの後行こうとしていたお店です。
どうやら神様は、煩悩をなくすのではなく現実のものに変えてくれるご加護をくださったようです。
店から音楽が流れはじめ、オープンしたのを確認し、ダッシュで入店。
あれ、いないなー、と思っていたら、2ターンめで踊りに出てきました。
うーん、やっぱりこの子しかいないんだよな。
しかしどうやら彼女はゴーゴー嬢(いわゆる連れ出しメインの嬢)と違い、コヨーテというダンス専門嬢なため、連れだせなくはないが高いし短時間のみだという、ウェイトレスの話。
(なおウェイトレスのお姉さまに、私も連れ出せるわよ、と妙に迫られましたが固辞)
さてどうしようか、見れただけでも幸せとしようか、などと考えていたらふと声が。
「すみません、日本の方ですか?」
隣のテーブルに1人で来ていた日本の人でした。
年のころは同じくらい、カタギなのでしょうがちょっとやんちゃな匂いのする人で、名はMさん。
タイにはしばしば来ていて現地でのなじみの女性もいるそうです。
「もし気に入らないならこれからタニヤ(という地区)に行くから一緒に遊びませんか?」
結局このMさんとは翌日一緒にタニヤに行くことになるのですが、この時はこの一言がきっかけとなりました。
「いや、正直好みドンピシャの子がいるので悩んでいるんです・・」
「え、そんな、とりあえず呼んで一緒に飲んでみたらいいじゃないですか。こんな風に指名すればいいだけですよ」
と言って、僕の好みとは真逆の現地系濃いめ女子をご指名し、乾杯を始めます。
よっしゃ、そうか、もし話してみてなんか違うならこの人と別のお店に行こう。
そう決めてご指名。
「やっとかい!& 私じゃないんかい!」
ウェイトレスに突っ込まれながらもドキドキして待ちます。
彼女は店の人に言われ、とことこっとやってきました。
近くで見たらがっかり、これはよくあるパターンです。
が。
近くで見るとなお可愛い。
背丈や体型なども思い描いたままです。
しかも。
・日本語を学校で勉強していた(現在日本企業に就活中)から日本語(と英語)を話せる
・今日が2年ぶりの出勤、久しぶりだから緊張しちゃうし、指名されるなんて思っていなかった
・時間は気にしなくていい、店は1時間限定と言うけれど私はゆっくり遊びに行きたい
・肩に入っている入れ墨は「昔ちょっと悪い子だったの(てへぺろー)」
・私なんて可愛くないし、お腹も昔よりお肉がついちゃって・・・が口癖
僕のスターティンググリッドは全てのシグナルがグリーンへと変わり、あとは旗が振られるのを待つだけです。
いや、お前それ嘘も混じってるだろって?
そりゃそうでしょうよ水商売なんだもの。
でも、サンジはこう言ったんです。
「女のウソは、許すのが男だ」
横のテーブルのMさんに「すみません、LINEだけ教えてください。また明日ぜひ」
これがこの夜の結論です。
そして一緒に帰った僕たちは、ひとしきり飲んだり、話したり、まあいろいろしたり。
そして彼女は夜、てっぺんを回るころ帰っていきました。
今思えば。
もしかしたら次の夜も行って指名していたら、もっとプライベートまで入り込めたのかな?(実際そういうケースはよく聞きます)
でも、そんなことしたらドはまりして大変なことになるでしょう。
だからこれで、一期一会でいいのです。
男一匹、涙をこらえて夜遊び道。
でもどうしても会いたくなったら、また行けばいいのです。
こうして人は、タイにはまっていくのだろうなあ。
などと考え、昨日とは違うまどろみに包まれていったのでした。
※なるべく描写はソフトなものにしましたが、こういうのが嫌いな方には申し訳ありませんでした。
【今日のワンポイント経験値】
国際郵便小包、EMSについて。
溜まった荷物やたくさんの買い出しなど、日本に送りたくなるものです。
タイからの方法はいくつかあります。
・ヤマト運輸
・DHL
・EMS
その中で、早さならDHL、安さならEMSだと思われます。
EMSは遅いから・・という方もいるのですが、説明していきましょう。
郵便局員さんが書いてくれた表が手元からなくなってしまったのでざっくりですみません。
<重さ>
1㎏、3㎏、5㎏、7㎏、10㎏~最大20㎏まで送り可能
<便の種類>
① 3,4日で着く便
② 1週間で着く便
③ 1か月で着く便
④ 3か月かかる便
以上4段階の速さがあります。
それぞれ名前がありますが、忘れちゃいました。
今回僕は、「7㎏、1か月便」を選択。
料金は1830THB。
・同kgで到着日数が変わる→1段階上がるごとに約300THBアップ
・同到着日数で重さが変わる→1段階上がるごとに約400THBアップ
だいたいこういう法則になっています。
結論から言うと、5日後に日本に到着しました。
1か月というのは何だったのでしょうか。
少なくとも、日本の郵便局はもちろん、タイの郵便局も優秀です。
バンコクだったからというのもあるかもしれませんが。
また、DHLやヤマト便は、内容物に関して個数や購入金額を細かく一覧にすることがあります。それによって関税を徴収するためです。
それに対しEMSはざっくりです。
結果、関税については何も言われず。
ヤマト便(もしかしたらDHLも大丈夫かなと)での裏技を言うのであれば、衣料品は新品と中古品で関税が大幅に変わります。
なので買った服を送る場合は、値札等を外して一度着るなどしてしわを付けると中古で申請できます。
EMSはそれすら気にしないケースも多いです。
持ち帰りを気にせずにお買い物をしたい場合の選択肢にどうぞ。
【今日の支出】
・食費 635THB
・宿泊 1320THB
・洗濯 156THB
・土産 1293THB
・マッサージ 900THB
・郵便(切手含む) 1860THB
・飲み 10400THB
合計 16564THB
【今日の1曲】
Flamingo / 米津玄師