DAY161 アジアスパイシー紀行15 高雄①
Iくんは朝早い&狭うるさいということで昨夜のうちに別の宿に行き、YくんとKくんとは香港の空港でお別れ。
一度仲間と一緒に旅をすると一人はちょっぴり寂しくもなるけれど、でもフラットな状態に戻った気分。
僕の軸足はもう一人旅になっているらしい。
それでいい、人生だって一人旅。
というわけでまた一人になって向かったのは、台湾南部の都市、高雄。
これまで台北には3回ばかり行ったけれど、台北だけだったから今回は台南から縦断していこうという計画。
・・・だったのだけれど。
① 本当は原付で縦断したかった
→15㎏のバックパック背負って原付なんぞ乗ったら3分以内に事故る自信があるので今回は却下。いずれ軽い荷物で挑戦。
② 台南、台中で見るべきものがあるか
→いやもちろんなくはないのですが、「リノベーションされたおしゃれなカフェ」とかばっかり出てくるんですよインターネッツ。
皆さん知っていますか?おしゃれなカフェには女子には見えない門番が立っていて、薄汚いおっさんを店の中に入れてくれないんですよ。
おしゃれカフェの雰囲気はその門番に守られているんですよ?
というわけで、行くべき場所が非常に少ない。
③ それでもまず高雄が、日本人が全然来ないような場所だったら滞在の価値はあるが。
→降りたとたん日本語がアホほど目につきます。
また、イミグレの行列からも日本語がばんばか飛び込んできます。
ちなみに地下鉄に乗れば、日本語のアナウンスもあります。
仙台市地下鉄南北線なみにスムーズな日本語です。
よし、違うところに行こう。
行先変更は昨夜から漠然と考えていたのですが、決定です。
とはいえ今日はもう夕方、明日せめて1日観光くらいはしたいので、明後日に新候補地へ移動、台中すっ飛ばしてそこから直接台北入りするルートに決定。
それがどこかは2日後の日記にて。
早速同じ敷地内にある台湾の国内線の空港に行き、チケットを買います。
国際線側は日本語満載でしたが、国内線側は全くもって日本語、さらには英語もほとんど通じません。いい感じです。
などとやっていたら日も落ちてきたので、宿に着くなり夜市に出かけます。
台北の夜市よりも観光化されておらず、地元の人たちが晩御飯を食べる場です。
こういう光景は大好きです。
失恋した日も、友達が去った日も、1人で飯を食べてきました。
彼女ができた日や、家族ができた日は、2人で飯を食べてきました。
喜びも悲しみも全て抱えて、人は飯を食べずにはいられません。
その姿を見ると、人間って素晴らしいなと思うのです。
多分これが、僕が仕事を辞めて飲食を志した根っこの部分。
旅というのは時として、自分の根本に気づかせてくれます。
これが楽しくて、そしてもう、こんな自由な時間も終わろうとしているな、などと、
少しだけセンチメンタルな夜なのでした。
【今日のワンポイント経験値】
今日はありません。
【今日の支出】
<香港>
・食費 158HKD
・本 82HKD
・電車 +33HKD戻り
合計 207HKD
<台湾 1NTD=3.5円>
・食費 250NTD
・宿泊 900+495(台中キャンセル分)=1395NTD
・電車 25NTD
合計 1670NTD
【今日の1曲】