DAY128 ラストヴァース③ ニューヨーク③ ひたすらThe MET
ところで美食の街ってよく聞く言葉ですが、どういう定義でしょうか?
高いお金を出せば美味なものが出てくるのは当然のこととして、安いお金でも美味なものが食べられるというのが僕の中の定義です。
で、ニューヨークは美食だの世界各国の料理だの最先端だの言われておりますけれど、率直な感想は
「ニューヨークの飯って本当に美味いか?」
です。
高いレストランには行けないので、屋台や安いお店などでいろいろ食べています。
けれど1つも美味しいものに当たりません。
ハンバーガーも評価の高い店に行ってみたりもしましたが、ハンバーグがそもそも何の旨さもない。
なんでみんなこんなもん有り難がるのかな、と、嫌になっているところです。
&この歳になるとファーストフードを身体が受け付けません。
あれだけきったない市場などで飯を食べても1つも痛まない腹でしたが、2日で慢性的な腹痛に襲われています。
脂と砂糖ばかりよく食べるよねこの国民。
となるとニューヨークで残る楽しみは芸術部門だけ。
今日は大本命、メトロポリタン博物館です。
大きさはルーブルほどではありませんが、それでも世界最大級には間違いないです。
ヨーロッパの絵画彫刻はもちろんですが、アジアや中近東の古代美術、楽器や武器甲冑といった特殊な部門が多いのが特徴でしょうか。
僕の最大の目的はドガです。
パリ編でも書いた記憶がありますが、この人って今で言うアイドルオタクの走りだと思うのです。
踊り子の像の数々からはいささか偏執的な狂気が感じられます。
オタク同士がここニューヨークの地でも共鳴しております。
それにしても2部屋ずらっとドガが並んでいるとは知りませんでした、もうこれだけでも大満足です。
他にも一般的な有名どころとしては
ピカソの自画像
などがあります。
結果飽きもせず6時間滞在していました。
今日はこれにて終了。
これで旅のクエストの1つ「世界3大美術館制覇」クリアです。
こうやって1つ1つクリアしていくにつれ、旅も終わりに近づいていることを実感します。
人生の貴重な機会なのでぶつくさ言わずに楽しんでいこうと思うのですがどうなるでしょうか。
帰り道ぶらぶらと歩いていたら発見。
ギターセンタータイムズスクエア店。
ギターセンターの名は有名ですが、初めてお店に入りました。
音楽とそれにまつわる仕事もアメリカはすごいなと素直に思います。
規模、展示の種類、価格、そして客層。
過去楽器屋で働いていたときに感じていたのが、日本では楽器はやはりどこか特別な消費材であって日常的に浸透していないということ。
ですが文化として根付き、誰でも楽器に親しんでいる、これを目の当たりにすると羨ましく思うのです。
、
それにしても日本では見かけることのない特別仕様のギブソンや、デューゼンバーグのバリエーションが多くて高まりました。
今日はほくほくして帰宅です。
<今日のワンポイント経験値>
メトロポリタンの入り方や攻略法はいろんな人が書いているのでそれを参照すれば間違いはありません。
なので1つだけ。
チケットカウンターは行列です。
・当日チケットを買う人は自動販売機(沢山並んでいます)のほうが早いです。
・ニューヨークパスのように共通バウチャーを持っている人はチケットに交換しなければ行けません。自販機でスキャンしろと言われたりしますが、QRは読まないようです。
なのでニューヨークパスやシティパスのeチケットを持っている人は「Adovanced Ticket / Group」と書いてあるカウンターに行きましょう。
行列する時間帯はそこで交換してくれます。
とかくニューヨークは案内が少ないし、係員に聞いても全員言うことバラバラなので気をつけて。
ここで気力と体力を使わぬよう。
<今日の支出>
・食費 38ドル
・宿泊 63ドル
・バス 7ドル
・土産 5ドル
<今日の1曲>
Saturday in the Park / Chicago