無職中年、冒険の書 2nd

amebaownから移動してきました。

DAY117 世界最速聖地巡礼② ハバナ① 到着(入国についての情報あり)

カンクンの安宿は僕にとって特に何の感慨もなく、全ての感情パラメーターは今日のハバナにとっておきます。

 

すったもんだありましたが(後述します)、トラブルはなくキューバ入国です。


社会主義国だからいろいろ不測の事態が起きると聞かされていましたが、イスラエル並みの肩透かしです。いいことですけどね。

 

社会主義国家ということで、全般的に貧しい、質素、道なども汚いというイメージがありましたが、タクシーに乗ってまず驚いたのは「道が広くて綺麗」ということ。

f:id:tomoyak_travel:20180823021536j:image
これにはカラクリがあるのですが後述。
とはいえ、これまでのチリやペルーと比べると驚くほど先進的に見えます。

 

タクシーはそのまま新市街に入り革命広場の横を抜けオールドハバナへ。


今日からの宿泊は初のairbnbでの民泊です。

ホテルと違い看板が出ているわけではなく、また、キューバは限られた場所でしかwifiも使えないということでリアルタイムで検索もできません。書かれた住所だけが頼りです。が、下調べとタクシーの運転手さんが詳しくていい人だったこともあり無事到着。

 

Danmaおばさん(というのは失礼だから姉さん)のご家庭にお邪魔です。
バスルームは専用ですが、玄関からキッチン、テラスに至るまで共用です。


旅に出る前は、友達の家であっても他人の家に泊まるのが大嫌いだったのですが、図太くなったのかそれともDanma姉さんの世話好き母さんぶりがそうさせるのか、何の違和感もありません。
なんなら到着後2時間もお茶しながら世間話をしたくらいです。

 

そうしている間に夕暮れになり、外出してみました。
これが夕暮れから夜のオールドハバナの光景です。

f:id:tomoyak_travel:20180823022033j:image
f:id:tomoyak_travel:20180823022046j:image
f:id:tomoyak_travel:20180823022042j:image
f:id:tomoyak_travel:20180823022038j:image
f:id:tomoyak_travel:20180823022051j:image

これはいわばオモテ側。

先ほどの空港からの道の件しかり、観光客の目に止まりやすいところは明るく綺麗です。

 

が、一歩路地へ入ると、電灯はなく、暗くてデコボコの道が続きます。


また、物資を外貨獲得優先で回しているため、僕のように民泊している者が買い物できる場所が非常に少ないです。

(ホテル暮らしだとあまり困りません)
水を買うのにも一苦労でした。


1から10まで閉鎖的で貧しいというイメージは覆されましたが、それでも社会主義の側面は一歩裏に入ると見えてきます。

 

ただし、治安が悪く荒れ果ててるというわけではありません。


日が暮れた暗い路地では人が固まって話していますが、それはヤバいものではありません。
キューバの人々は、電化製品が少ないこともあり、暗くなるとご近所さんや友達や家族が外で集まって話をする習慣がある、それだけです。


中には話しかけてくる人もいます。
たまにささやかな小悪党もいますが、基本は人懐こい人たちです。

 

綺麗で可愛い街、明るくて人懐こい人々。
でも裏を返せば汚い部分も貧しい部分もあり、したたかで小狡い人もいる。

 

どこに視点を持つかで評価が真逆になる国だと思います。
僕は好きです。
人間くさいし、何より僕の好きな人が好きな国ですから。

 

明日からはキューバにおけるマイライフワーク開始です。

 

<今日のワンポイント経験値>

キューバ入国時の書類について
【公式アナウンス】
以下のものを準備して出国しなければならない

・海外保険の証明書(英語またはスペイン語
→保険会社の発行
なお、アメリカ系の保険会社は不可。
・ツーリストカード(ビザに類するもの)
→事前に日本のキューバ大使館にて取得

ということなのですが、実際のところはこうです。

 

・海外保険の証明書→提示を求められず。
他にもそういう情報はありました。
とはいえいつ状況が変わるかはわかりません。
カード付帯の保険の場合、証明書の発行に費用はかからないので持参するのが吉でしょう。
しかしわざわざこれ用に保険に入るとか、アメリカ系以外の保険しかないから入り直すとかいうことは不要だと思います。

・ツーリストカード→これは必須。
ですが、キューバ入国前の国で、キューバ便の飛行機会社によって手に入ります。
カナダ、トロントからの便では飛行機代に含まれていて、機内で配布されるそうです。

 

僕はメキシコ、カンクン経由の場合を記載します。
カンクンからはインテルジェット使用。)
・出発当日、インテルジェットのカウンター(チェックインカウンターではなく会社カウンター)へ。
・250ペソ(約1500円)払い、カードをもらって必要事項を記入。なお間違えると新しいカードを再び250ペソ払い直しになるので注意。
・所要時間は並びなしで15分程度。

f:id:tomoyak_travel:20180823022517j:image

これだけです。
日本で取得すると1万円以上かかります&東京の人は行ったり来たり、地方の人は郵送したり何だりと手間が非常にかかります。
現地取得で何ら問題ありません。


おまけ。
カンクンのチェックインカウンターは長蛇の列ですが、地元民と外国人で列が違います。
地元民はメキシコまで来て電化製品を山ほど買っています。

f:id:tomoyak_travel:20180823022619j:image
エアコンや大型テレビを自力で飛行機に持ち込む人を初めて見ました。
これが、物がない生活におけるひとつのアンサーなのですね。

 

<今日の支出>
キューバの通貨について。
外国人と地元民で貨幣が違います。
外国人=cuc

(1cuc=110円で換算。基本はドルと同じレート)
地元民=cup(1cup=25cuc)

朝使ったペソ分も含めcucに換算、cと略して記載します。

・食費 42c
・宿泊 40c
・バス 4c
・タクシー 25c
・ツーリストカード 12.5c
合計 123.5c

 

<今日の1曲>
Sponge / Brecker Brothers