無職中年、冒険の書 2nd

amebaownから移動してきました。

DAY113 南米北上紀行15 オリャンタイタンボ 知られざる名跡

マチュピチュは十分堪能、朝の電車でクスコに戻り。


行きのビスタドームとは異なりエクスペディションという種類の電車、買うときに窓口のお姉さんに「窓小さいけどいいか?」と言われたけれど、十分上も見えます。何も問題ありません。

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ビスタドームより少し時間はかかって2時間でオリャンタイタンボ到着。
まだ昼前、急いでクスコに帰る理由もないのでちょっと気になっていた遺跡、その名もそのままオリャンタイタンボの遺跡に行ってみます。
駅からは徒歩10分強。

 

受付の外からでもうっすらと概要は見えます。

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チケット代が130ソル(約3900円)、高いので外からだけでもいいかなーと一瞬思いましたが、次はないぞと中へ。

 

結果は大正解。

マチュピチュよりも小規模だけれど、ショボいということはありません。
しかも受付からは見えないところにこそ見所が。

 

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6枚岩の屏風

大きさがわかりにくいですが、身長の倍くらいです。

まさに巨石文化、世界のミステリー上位20には入って然るべきです。

 

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向かいの山(ピンクイルナ)

山の中腹に張り付くように倉庫の遺跡が建っています。
この光景にすっかり魅せられてしまい、しばし見とれていました。

 

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聖域

遺跡全体のはじっこにあります。
石組みと加工がたくさん見られます。
水路もあって、往時の姿に想いを馳せるには絶好。

 

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テトリス発見。


良い遺跡でした。
何より、人が少ないのでゆっくりできます。
特にアジア人は全くいませんでした。
みんなマチュピチュだけで満足してしまうのでしょうね。

 

風が吹き抜けて爽やかな遺跡です。

風の遺跡と勝手に名付けます。

なんだかロマンチック。

 

今日のランチは市場メシ。

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この旅の中でも上位に入る汚い店(市場なんてこんなもんですが)だけれど、これが落ち着く。
安上がりな体でよかった。

二枚目の写真の謎の汁をコップで出されたときは一瞬震えたけどね(ちなみに日本でいう甘茶みたいな飲み物でした。美味)

 

 

さてクスコに帰りましょう。
市場を出たらそこが乗合バス乗り場、ただし途中のウルバンバまで。

 

駅前まで行けばクスコ直もあるけれど、15分歩くのは嫌だし、何より行きのタクシーでの脱出口なしの地獄の90分を思い出し、途中で外の空気を吸えるほうがいいかとこちらをチョイス。

 

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バスといってもハイエースより小さいバン。
そして定員という言葉は南米の車にはない模様。
行きも帰りも身動きが取れないのには変わりありません。

 

30分程でウルバンバのバスステーション、そこで乗り換えてクスコへ、1時間強。
乗り換えても何ら混雑状況は変わらず。

まあこういうもんだわなと、むしろ地元民と一緒になって生活できたことに満足しながらクスコにて降車。


さてクスコに帰ってきたらまずやるべきこと、それは。
2日前のタクシー代を取り返さなければ。
1350円です、何よりいいようにとられっぱなしで帰ったら日本の名が廃ります。

 

店へ入ると問題の男性社員はおらず、女性社員とその子供が。
僕の顔を見るなりやべえ来やがった、明日来るはずだったんじゃないのという顔です。


そう、日程をだまし討ちしておいたのでした。
女性社員はこそこそと件の男性社員に電話とメールをしています。
対策は練られていたようです。

 

店「自分は迎えに行ったが目の前で別のタクシーに乗って行ってしまった。しかし仕方ないので40ソル返しましょう」
僕「いや、別のタクシーって馬鹿にしてるの
お前らじゃん。だとしてもそもそも約束の時間と場所を違えたお前らが悪い。よって45ソル払え」
子供「おじちゃん遊んでくれよう、遊んでくれよう」

 

一瞬、あれそうなの?俺が悪いの?と思いましたが、冷静に振り返ってみます。

 

さてそこで2日前の記載です。
・当然お金を払わず出て行きました
→そもそも本当に別のタクシーなら無賃乗車できません


・そもそもメーターが付いていません、例の社用車です
→そのままです


・僕は自分の名前も旅行代理店の名前も言っていません
→そう、なので、別のタクシーだったら、何がそこで起こったか代理店は知る由もないはずなのです。

でも対策はすでに練られていた。

 

さらに言えば、ホテルまで迎えに来る約束なのに来ず電話したら「近くの交差点で待ってる」と。
交差点に出た瞬間に「こっちですこっち!」と手を振ってきたのはどこのどいつなのでしょうね。

 

提示との差額は5ソル(150円)、金額はどうでもいいのですが非を認めようとしないのはいかんのでさてどうやって詰めようかと考えているとまたもや

子供「おじちゃんあそんでくれよう」

 

子供には弱いのです。
子供を高い高いしながら「いやお前らの責任だから45ソルだ」と言いますがもはや何の説得力もありません。


これも作戦なのでしょうか、幼児に骨抜きにされた結果40ソルを受け入れた僕は、どうにも負けた気がしながら帰路についたのでした。

 

<今日のワンポイント経験値>
面白いのに地味であまり知られていない博物館情報を。

 

マチュピチュ博物館】

クスコ市街。
チケット20ソル。
ここは写真Ok。

 

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ハイラムビンガムがマチュピチュを発見したときの様子や

(スーツは砂漠に対応する最強の服だというマスターキートンのエピソードが証明された瞬間)

 

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その前にマチュピチュで暮らしていた人たちの様子が展示されています。

 

鉄はスペイン軍が持ち込んだと聞いていた僕は金属全般がないと思っており、金属なしでこの石の加工、よくぞここまで・・と思っていましたが、青銅はあったのですね。

 

など、改めて発見があります。

なお、ここは本物の遺跡を見てから来たほうがベターだと思います。

 

場所はアルマス広場のそば。

近くにはうどん屋もありました。
行かなかったけれど…。

 

<今日の支出>
・食費 43s
・宿泊 133s
・電車 246s
・観光 150s
・バス 8s
・タクシー −40s
・雑費 7s
合計 547s

 

<今日の1曲>
風に吹かれても / 欅坂46