DAY109 南米北上紀行11 クスコ① vs.高山病
サンティアゴ→リマで乗り継ぎ→クスコ、という1日。
皆さんも「マチュピチュ 高山病」などで検索していただくとわかると思いますが、先人たちのことごとく高山病に対する脅しのような文言が並んでいます。
特に飛行機で一気にクスコに来ると、体が順応しきれず絶対調子悪くなるぜ、愚策だぜ、という話。
さて今から飛行機で一気にクスコです。
ここまできたらリマの空港にて万全の準備をするしかありません。
準備1 薬を買う
チリではなぜか酔い止めを買わされましたが、ここペルーではちゃんと高山病予防の薬が空港で買えます(詳細は後述)
準備2 コカの葉を探す
コカの葉は売っていても全てお茶っ葉でした。ので、コカエキス使用のキャンディーを。見るからに空港価格なのはわかっているけれど、それでも買わざるを得ない僕の名は、いいカモ。
(クスコ市内のスーパーと比べたら三倍でした)
準備3 マッサージされる
高山病との因果関係はありませんが、僕の息苦しさは昔からの背中のコリとも関連するので・・。
ペルーマッサージ(?)、優しいながらツボにビタビタはまって気持ちよかったです。
準備4 自己暗示
俺は無敵だ、酸素上等、とひたすら唱える
ここまでやってダメならもう仕方ないです。
緊張のままクスコの空港着。
飛行機の中で息苦しい。
けれど、これはいつものやつ。
飛行機を降りる。
・・・いつもと変わらず。むしろちょうどいい。なぜ??
おそらく。
息を深く吸いすぎる癖×酸素の薄さ=ちょうどいい
何の方程式なのか。
まあいずれにせよ、あっけないくらい調子がいいです。
それじゃあってんでホテルに荷物を置いたら街中へ散歩です。
時折立ちくらみのようにフラつきますが、これが「酸素が薄い」ということなのでしょうか。
息苦しくてどうこうということはないですね。
夕暮れは18時くらい。早い。
市場の周辺の光景は、想い描いた「南米」もしくは「アンデス」の景色。
混沌としているのにとても落ち着く。
どことなく日本人に近い顔立ちの人もいるからか。
旧市街の中心、アルマス広場周辺にはカトリックの教会が集まっている。
日曜夜、ミサがそれぞれ始まっていて自由に中に入れる。
通常なら入場料のかかる教会もあるのでラッキー。
クスコといえばの「12角の石」も発見。
確かに12角は凄いのだけど、これだけじゃなく全体を見たほうがテトリスみたいで面白いのに。
12角以外見ないで立ち去る人も多い。
なんだかんだで予定外に、2時間ばかり散歩してしまいました。
明日、高山病の特徴である頭痛が出ないことを祈りながら、水を飲み飲み(これも対策)眠りにつきましたとさ。
今日のペルメシ
・チキンスープ(カルネデガリリャ?)
なのだが、スープならぬラーメンに近いもの。
麺はのびのびスパゲティなので悲惨だが、スープがね、これ、日本のラーメン屋でも滅多にないくらいの素晴らしい鶏出汁。
ケーキ屋のおばちゃんが片手間に作っているっぽいので秘伝の云々や24時間かけてどうこうというのはないはず。いや、絶対ない。
きっと鶏がいいんでしょうね。
しっかり旨味の出たスープ、塩味のみだけれど軽くピメントが香るんです。
これでラーメン食べたいなあ・・・
<今日のワンポイント経験値>
高山病の薬について。
先人たちのネット記事ではAcetakという薬がよく出てきますが、2018年夏、リマの空港にはありませんでした。
そのかわり「高山病の薬くれ」と言って出てきたのはこれでした。
空港内に看板もあるくらい(日本語でも書かれているくらい)なので、間違いないでしょう。
85ソル(約2500円)と高いですが、背に腹は変えられません。これはケチるべきではないと思います。
20カプセル入り、8時間おきに飲むので1週間分です。
(これを書いている5日後現在何の症状も起きておりません。役に立ちました。)
<今日の支出>
ペルーの通貨:ソル(ここではsと表記)
1ソル=約30円
チリで朝使ったお金もソルに換算
・食費 100s
・宿泊 133s
・薬 85s
・マッサージ 133s
・飛行機 272s
合計 723s
<今日の1曲>
コンドルは飛んでいく / サイモン&ガーファンクル