DAY101 南米北上紀行③ イースター島①
今朝はさらに気温が下がり0℃。
南米とはいえ平地で雪も降るらしい。
何も山場のないサンティアゴを飛び出し、今日からある場所に向かいます。
国内線のはずなのに5時間半ものフライトを終えて降り立ったそこは。
南半球だから季節は冬らしいけれど、やはりそこは南の島、20℃前後の気温と高めの湿度、そして日が差すと一気に暑くなるこの気候。
空港自体は一日数えるほどしか発着がないのでこぢんまりしたもの。
島中のホテルの人たちがお客様を迎えに来ています。
宿に着いたら夕刻、今日は徒歩で2km圏内を散策。
人が住み、ホテルがあるエリアは1つ、ハンガロア村だけ。
商店やレストランが並ぶメインストリート商店街が約1km。
それを抜けて海に向かうと早速
いた。
イメージでは人里離れた山に数体置き去りにされているようなものだったけれど、どうやら島のあちこちにある(多くは倒れてしまっているが)らしい。
なお、Maps meアプリを使うと、ちゃんと「Moai」という表示が出るので便利。
何のためにどうやって立てたのかなあ、ていうかそもそもこの孤島にどこからどうやって人が来たというのだろう、など、考古学的などと言うにはおこがましい、ムー的な興味が尽きません。
旅も長くなり、非日常が日常になるとちょっとやそっとでは心が動かなくなるのですが、ここは僕の心を思いっきり揺さぶってくれそうです。
人生で2回来れる可能性は少ない島です。
ラストチャンスのつもりで楽しみたいと思います。
<今日のワンポイント経験値>
イースター島関連情報をいくつか。
① サンティアゴの空港でのチェックイン
国内線受付に行ってはいけません。
なぜか受付は国内線カウンターです。
サンティアゴからはLATAMの1社独占。
なおLATAMはワンワールドなのでJALのマイルがたまります。
チェックインカウンターはたくさんありますが、行き先表示で迷います。
「Easter Island」とは書いてくれていません。
「Isla de Pascua(パスクア島)」と出ていますのでそれを探しましょう。
② 島に上陸したらチケットを
飛行機が着いて空港に入る前、いきなり並び列ができ、係員に誘導されます。
これは、島内の国立公園をはじめとするモアイの見せ場に入るための共通チケットの売り場です。
先に触れたメインストリートでも買えますが、なんだかんだここで買っておいた方が話が早くていいでしょう。
54000ペソ、アメリカドルでも払えます。カードも使えます。
絶対買わなくてはいけないのか?
買わなかったら有名どころのスポットには入れないだけで、ビーチで遊んだり夕陽を見たりできるモアイスポットは入場フリーなので買わなくてもいいっちゃいいです。
実際、同じ宿のチリ人とブラジル人は買っていませんでした。
でもまあ、わざわざ日本から行って見どころ外して帰る奴がいるのか、と思います。
なお、島のマップはチケット買った時だけもらえるものです。
なくさないように注意。
③ イースター島ネット事情
数年前のネット記事では、
「Claro社が使える、島にはショップもある」と出ています。
また、サンティアゴのClaroショップの姉さんも使えると言っていました。
が。
この情報は既になのかそもそもか、大きな間違いです。
Claroは使えません。
アンテナがないそうです。
使えるって言うからClaroにしたのに・・・
島で使えるのはentel、1社のみです。
幸いにしてMaps meは圏外でも現在地を示してくれるので道に迷うことはなかったです。
Wifiはというと、宿にあるかないかは宿しだい、とはいえあっても基本的に弱いようです。
街中に数カ所、フリースポットがあります。
一番人が集まるのはメインストリート外れの公園でしょうか。
ここが一番強かったです。
とはいえ人が電波を求めて集まってくるので、多く集まる時間帯はどうしても重かったですが。
まあ、せっかく絶海の孤島に来ているんですから地図とカメラ以外は携帯を使わずに心安らかに過ごしてみるのもいいと思います。
④ 島の物価
いろんなところで言われていますが高いです。
飲食店でいえば例えばカレーやパスタが2400円。
ビールで500円。
これでも最低価格のほうで、食べたいもの食べていたらとんでもない額になります。
スーパーも決して安くはなく、ナチュラルジュース2リットルパックが1000円くらいしたのには泣けました。
値札はほとんどついていません。
この高さで家族で生活するには東京都で生活する並みの給与水準が必要なので、レジに地元モードと観光客モードがあるんじゃないか?と疑っています。
ホステルを選んだので自炊でしのげましたが、ホテルだったらと思うと怖いですね。
なお、買えるものも限られています。
野菜はほとんどありません。
肉は大きいのか加工肉。
魚こそ豊富にあるのかと思いきや、どこに流れてしまうのか冷凍の魚介しかありません。
なので自炊する人はパスタ食ってるしかありません。
お金がない、でも地元のものを食べたい・・
という方にオススメは、先に挙げたフリーwifi公園の真横、奥まった場所にあるパナデリア(パン屋さん)。
エントラーダ(具入りパンみたいなもの。ここは揚げでなく焼き)が2500〜3000ペソで売っています。
以上2018年7月の情報でした。
<今日の支出>
・食費 40500p
・宿泊 25000p
・観光チケット 54000p
・uber 13500p
合計 133000p
<今日の1曲>
旅立てジャック / 吉田拓郎