DAY93 神々の領域⑦ ローマ② 最後の聖地へ
ここ数日、日本で悩まされてきた息苦しさが再発。
また自律神経かと考えるもストレスのたまるような日常でもないので、体型がリバウンドしているせいだろうと判断。
ただ、今はいいけど南米に行った時高山病との合わせ技で俺死ぬんじゃないかなと不安。
まあ行ってみないとわからんね。
というか痩せないと。イタリアだし無理かなあ。
さて今日は移動翌日恒例、怒涛の観光日。
待ちに待った最後の聖地、バチカンからスタートです。
<サン・ピエトロ大聖堂>
・朝7時開場とのこと。
ホテルの好立地を活かし、もちろん朝7時に到着。
行列(セキュリティチェック)なし、秒殺で通り抜け。
ところで昨日遠巻きに外から見た時は、正直「それほど大きくないなー」なんて思っていましたが、それは周りも広く遠近感が狂っていただけの話、近づけば近づくほど、そして入ってみるとただ一言、
「やっぱりデカいです、さすが世界一。侮ってごめんなさい」。
中もこの時間は空いていて、ゆっくり近くで見放題です。
(帰路につく10時ごろにはツアー客でパンパン、天蓋などの見所は遠巻きに眺めるしかできないくらいでした)
言葉ではこの素晴らしさは伝えきれないので写真で。
見所はといえば
ベルニーニ作、青銅の天蓋
他にもカトリックならではのイコンがいっぱい。
そして何より、やはりローマ法王関連のイコンが多いです。
地下にある歴代法王のお墓も、9時から入れます。
そして大聖堂自体は無料ですが別料金でクーポラ(ドーム)に登ることもできます。
高所恐怖症の学習云々はここではもう言いますまい。
写真はへっぴり腰ですが、それもこれは登らざるを得ません。
10時に外に出ると、そこにはもう大行列。
さて、思い返せば特に信仰心のないまま、宗教建築と美術、そしてちょっと不思議な話に興味があるというだけで始まった、キリスト教をはじめとする聖地を巡る旅でしたが、これにてキリスト教の3大聖地、巡礼修了です。
じゃあキリスト教徒になるか?と言われれば、ならないと思います。
けれど、心を落ち着かせるために祈る習慣があってもいいと心から思います。
教徒でもないのになんで巡礼(カミーノ)までするの?と言われたこともありますが、新しい知見と習慣を得た、というだけでもありがたい話です。
中年だからこそ、新しい世界を見ることができるということに深く感謝したいと思います。
早起きをしてまだまだ時間はありますので観光へ。
<スペイン広場>
おお、ローマの休日だ!
という感想、それだけかな。
まあみんなそんなもんだと思いますが。
思ったより小さいですね。
スリに気をつけつつスリを探そうと思ったけれど、とにかく警察官が多いです。
多発地区なのでしょうね。
観光客も問答無用で怒られたりします。
手すりに腰掛けてポーズとってたアジア人がモロに怒られていました。
だから、他国の文化にちゃんと敬意を払わないといけないよって話。
がっつり怒るイタリア警察に好感。
<トレビの泉>
逆にこっちは、え、こんなデカいのかと。
&人がたくさんで風情も何もありません。
とはいえ「大事な人とずっと一緒にいれる」というご利益があるということでコイン2枚を投げて来ました。
そこのあなた、隣で彼女はこっそりコインを3枚握りしめていませんか?
3枚だと、嫌な相手と別れられる、だそうです。
いろんなルールが次々できて泉も大変ですね。
なお、この泉の水は過去ローマで一番美味しいとされていたそうです。
それを知ってか泉から直接飲もうとしていた観光客がやっぱり警察官にがっつりと怒られていました。
しかしちゃんと飲むことはできます。
泉に向かって右奥、ひっそりと蛇口があります。
そこから水を汲んで飲むことができました。
確かに美味しい水です。
<パンテオン>
神殿です。
無料です。
アテネみたいなもんかと思って行きましたが、ちゃんとドームが残っていました。
3日前にアテネでパルテノン神殿を見たということが不幸だっただけで、先にこっちを見ていればそれはそれで十分に感動があったはずです。
<サンタマリア ソープラ ミネルヴァ教会>
お膝元だけにカトリックです。
小さめながら美しい教会。
ローマはアテネなどに比べれば緯度が高いので気温は涼しく感じます(でも30度だけど)。
何より日差しも強いながらも殺人的ではないだけまだちょっとましです。
でもクソ暑いには変わりません。
というわけでここまでを暑い日中にクリア。
夕方ホテルに帰り、夕闇を待ちます。
そして日が暮れたのち、本日最後は
<バチカン美術館>
毎週金曜日だけ、日没後の入場ができるということで予約。
映画のナイトミュージアムみたいで楽しいかな?と思ったのですが・・
次の日の昼間入った時と比べてわかりましたが、正直な感想は「暗いから見づらい」です。
もう最近老眼だし鳥目なので。
高齢者各位は夜の入場は不向きです。
でも窓からバチカンの夜景が観れたしこれはこれでよしとします。
ただ、昼間も見に行くようにした方がいいかなと。
さて辺りの暗さ関係なく(閉ざされた礼拝堂の中なので)、やはりバチカン美術館といえばミケランジェロ「最後の審判」です。
写真厳禁なのでどんな絵かは検索してください。
そもそもの入場者が昼より少ないのでゆっくり見ることができました。
結論:夜入場はゆっくり見たい人向け
(ただし眼の良い人に限る)
宿に着いたのは夜10時。
怒涛の15時間観光でした、お疲れ様でした自分。
<今日のワンポイント経験値>
上記をもって
<今日の支出>
・食費 19€
・宿泊 67€
・観光 38€
・土産 42€
・靴 105€
<今日の1曲>
さよならなんかは言わせない / B’z
お気に入りのカレー屋のバイトちゃんが今日をもって卒業とのことで。